『教養で読み解く英語長文』を徹底レビュー【英語参考書ラジオ】

B!

良書がまた出たので、ご紹介いたします。

難しい英文を出す大学入試対策には、マストな1冊になりそうです。

この記事は、YouTubeの台本です。よければ動画とセットでどうぞ。

動画『英語参考書ラジオ』シリーズ

こんにちは。野村です。

英語参考書ラジオ、今日もやっていきましょうということで、今日は10/19火曜日ですね。みなさん、お元気でしょうか。

私のチャンネルが初めての方、耳だけで聴けるコンテンツになっております。何かしながらとか、バックグランド再生でお楽しみください。一応、1.5倍速以上が推奨となっております。

また、ブログもありますので、文字で読みたい方、本の画像などを確認したい方はブログをご活用ください。

また、スマホでも、Google Chromeならバックグランド再生が可能です(動画ではSafariと言ってますが、誤りです。すみません!)。

Safariは、ブログ内での再生なら、動画を流しながらスクロールができます!

では、行ってみましょう!

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『教養で読み解く英語長文』

渡辺淳志 著

村瀬亨 監修

 

渡辺淳志さんと村瀬亨さんは、河合塾の先輩後輩らしい。

2021.10.14に出た本。

最大の特徴

・類書がほとんどないと言える

・難関大でも長く難解な英文を出す大学を志望している人はマストになる本

・大きく差が付く内容を中心に扱っている

・正直なところ、塾に来る学生で「GAFA」や「GAFAM」を知っている学生はほぼゼロ

※追記(動画では話していない内容)

・つまり、日頃から知らないことを調べる癖がついていない学生が多い(それか、大半の人が日々の学習に追われ、読書習慣がないのかもしれない)

・そして、日々の積み重ねで蓄積する教養無しでは、大学受験英語はかなり厳しい戦いになる(教養無しでは国語力だけが頼りになるので、遺伝的に地頭が良い人が有利になってしまう)

・本を1冊読んでどうにかなるほど甘くはないが、受験英語でもこんなに難しい英文や問題が出るのかと「焦る」「意識が芽生える」など、きっかけになる1冊がこの「教養で読み解く英語長文」だと思います。もちろん、即効性もある内容です。

レベル・対象

①偏差値に関わらず、難しい英文を出す大学(とはいえ、ほとんどが偏差値は高め)

②小説を出す大学

 

①だと、

・慶應大 経済やSFC

・東京外大

・早稲田大政治経済

・ICU(国際基督教大学)

・東大

・京都府立大

など

著者 渡辺淳志さんの他の本

自由英作文が1冊でスラスラ書ける本

監修 村瀬亨さんの他の本

TopGrade 難関大突破 英語長文問題精選

英語長文読解 読み方から解法まで [標準編]

英語長文読解 読み方から解法まで [発展編]

似ている本

〈新装版〉英文読解のナビゲーター

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難関大英語長文

登木健司 難関大英語長文講義の実況中継
【早慶上智・関関同立・MARCHレベル】

登木健司 難関大英語長文講義の実況中継②
国公立大学編

ページ数・問題数・章立て

・273ページ

・基礎編と実戦編

・基礎編が第1~3講

・実戦編が第4~8講

全8講義

講義の概要

第1講:本の使い方

第2講:英文の読み方のコツなど

第3講:読む際に注意すべきポイント:短文1つ(必読)

第4~7講は論説文

教養ポイント5つ×4講義で、計20の教養ポイント

第8講は小説

6つの小説読解ポイント(東大・神戸大など)

長文の内容

ザックリ言うと、科学と宗教、人間とAIとその倫理、国際関係と環境倫理、小説など。

レイアウト

・ほぼ9割が実戦編(教養ポイントと長文の解説)

・長文は別冊にはなっていないが、一文ずつ英語・解説・和訳となっているので、疑問点は解消しやすい構成

・ページがまたがっているときがある

・長文はかなり長いものもある

音声

なし

特徴・内容

特に、他の参考書や問題集では手薄になりがちな内容が扱われている

・入試に出る学術的な文章読解の基盤となる「教養的知識」を日本語で確認できる(難しい内容は母語で理解したほうが早い)

・小説の読解ルールが載っている

 

・4 東大

・5 工学院大

・6 埼玉大

・7 京都府立大

・8 東大

 

・過去問演習よりもかなり濃い学習ができる

・教養ポイントに関連のある「おすすめ映画」が紹介されている

・同じテーマで出題された大学と学部、そして年度がいくつか紹介されている

プラス面

・1つのテーマを深く理解ができる

マイナス面

・時間がかかる

・もう5題くらい欲しかった(そうすると500ページくらいになってしまう(笑))

使い方

・2、3講をよく読んだら、4~8講義を

・教養ポイントまたは読解ルールを先に読む

・それから長文を解く

・簡単な英文の解説部分は読み飛ばしてもいいかも(時短)

・読解後は音読

ルート

・過去問演習の前か並行してやると良い

勝手な推測

・著者のトップレベルの授業はこんな感じなのでは

・ページ数が許せば、まだまだネタがあるのでは

注意点とその他

・POINTが載っているので、そこは必ず目を通す

・英文解説に読んで欲しい内容がさらっと書いてあったりする

他書との違い

・『「トピック力」養成講座シリーズ』は、偏差値が50台、60前後の人に向けて書かれた本

・『教養で読み解く英語長文』は、偏差値70や75以上を目指す受験生のための本

・『英文読解のテオリア』は英文の解説に特化した本で、1文ずつ丁寧に読む入門書としては最適

雑談

内容が濃いので、読むのを後回しにしていました。

なんだったらレビューしないで、そっと流しておこうかと思っていたくらい。

岩波新書を読んで現実逃避していましたが、読んだら「ひえー😱」となったので、即動画を作りました。

著者の渡辺先生、申し訳ありません。

あと、自由英作文の本を出した際に、YouTubeで動画を何本か上げているようです。

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