東工大、早稲田理工、慶應理工の英語を比較してみました。
2022年の入試問題と2020-2021年の模試データから考えてみました。
この記事は個人的な見解なのと、大半の大学入試は毎年難易度が変わるので、ご参考までに。
難易度が変わる理由は、入試問題の(メインの)作成者が入れ替わるからではないかと推測します。
「今年は去年より少し難しくしましょう」とかそういう会議はしているはずです。
合格点を取りやすいのは
今回は、英語だけで考えた場合の合格難易度ですが、
慶應理工>早稲田理工>東工大
だと推測します。
一番合格点を取りやすい東工大
一番合格点を取りやすいのは東工大です。
出題される英文が簡単で、問題数も多くありません。
ただひたすら長いので、読むのが遅いと爆死します。
日頃からたくさんの英文を読む&演習し、共通テストレベルは高速で読める&回答できるようにしておきましょう。
慶應理工、早稲田理工の志望者で、東工大も一応受けようと思っている人は、東工大は長文がひたすら長いので、ちゃんと対策していないと本番は時間が足りなくなると思います。
あと、「簡単」と言っても共通テストよりは難しいです。
早稲田理工
早稲田理工と慶應理工だと、早稲田理工の方が合格点を取りやすいです。
理由は、早稲田理工は英語ネイティブでも解けない問題があります。
つまり、早理工は英語の問題が難し過ぎて差がつきにくく、英語が超得意な人でも高得点を取れません。
取れるところはみんなある程度取れるようになっているので、そこだけ取れば合格点は確保できます。
よって、偏差値的にも早稲田理工の合格者の方がやや低めでも合格できてしまいます。
英語がやや苦手な東工大志望者でもどうにか合格点を取りやすいのは早稲田理工です。
英語が得意な東大志望者でも高得点を取れないのが早稲田理工です。
慶應理工
2022年の慶應理工の英語は実力が反映されやすい問題です。
慶應の英語は総じて良問が多く、ちゃんと勉強した人がちゃんと点数を取れるようになっています(年度による)。
早稲田は英語が総じて難しく、ちゃんと実力が反映されないような問題も多いので、波乱が起きやすいと言えます。
よって、英語が超得意な人に有利なのが慶應の理工です。
東工大志望者にとっては厳しい試験問題です。
東大志望者にとってもやりやすいのは慶應理工だと言えます。
とは言え、2021年は異常に難しく、この年の合格はやや運で決まったかもしれません。
合格者の偏差値
河合全統記述での英語偏差値で考えると、
慶應理工>早稲田理工>東工大
となっています。
英語をより得意にしておかないといけないのは、やはり慶應理工です。
2020年度の河合全統記述ですと、
東工大 約64.5(情報理工のみ66)
慶應 約67-68
早稲田 約65-66でした。
東工大の情報理工だと、
慶應理工>東工大情報理工>早稲田理工
となるはずです。
早稲田は差がつかない問題が多く、本番で「落ちたかも」と思っても受かりやすいのは早稲田です。
やはり慶應のほうが普段の実力が試験の点数にも出ます。
堅実に成績を上げてきた人が受かるのが慶應です。
東工大は標準的な難易度ですが、とにかく英文が長いので、解ききれないと合格点が取りにくくなっています。
問題の難易度
問題の難易度だけを考えると、
早稲田理工>>>>>慶應理工>東工大
という感じです。
個人的には
英語だけならば、個人的には東工大の英語が一番癖がなく単に長いだけなので、受けてもいいなと思うのは東工大です。
慶應も全然抵抗感がありません。英語が得意だと高得点が取れると思うので、慶應はお得だなと思います。
一番受けたくないなと思うのは早稲田理工です。
一部、意味不明な問題が多く、本番では焦ると思います。
とは言え、偏差値的には合格点を取りやすいのは慶應よりも早稲田理工なので、受験は本当に戦略次第で結果が変わるなと感じます。
この記事がお役に立てば幸いです。
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