早稲田大学 法学部 2022年【英文解釈①】

B!

「早稲田大学 法学部」2022年の入試問題を読んでいて、少し構造面で考え込んだ部分をメモしておきます。

時間のある人は挑戦してみてください。

気付けばなんてことはないのですが、以下の下線部は何度か読み返しました。

英文は全体的に難しく、やや難~難です。

河合塾ではやや難、駿台では難でした。

英文&問題

下線部の構造を考えて和訳せよ。

When white feminists show how beauty standards over time have changed, from the "curvier" Marilyn Monroe to the skeletal Twiggy to the synthetic-athletic Pamela Anderson, their archetypes belie beauty's true function: whiteness. Whiteness exists as a response to blackness. Whiteness is a violent sociocultural regime that always seeks to dictate who is black by carefully defining who is officially white. It would stand to reason that beauty's ultimate function is to exclude blackness. That beauty also violently conditions white women and precludes the existence of gender nonconforming people is a bonus. Some of the white girls I went to high school with may not have been beautiful. But, should power need them to be, social, economic, and political forces could make those girls beautiful by reshaping social norms. As long as the beautiful people are white, what is beautiful at any given time can be renegotiated without redistributing capital from white to non-white people.

引用元:早稲田大学2022 [Adapted from Tressie McMillian Cottom, Thick: And Other Essays (2019).]

途中から抽象的な話になるので、このレベルの英文に読み慣れていないと厳しいでしょうね。早稲田法はやはり難しいですね。

和訳&解答

白人フェミニストたちが、マリリン・モンローのような「曲線美」から、骸骨のようなツイッギー、そして合成スポーツ選手のようなパメラ・アンダーソンまで、時代とともに変化した美の基準を示すとき、その典型は美の真の機能である白人性を裏切ることになる。白さは黒さへの反応として存在する。白さは暴力的な社会文化体制であり、誰が正式な白であるかを注意深く定義することによって、誰が黒人であるかを常に決定しようとするものである。美の究極の機能は黒さを排除することであるのは当然であろう。美が白人女性をも暴力的に条件づけ、ジェンダー不適合者の存在を排除することは、おまけのようなものです。私が高校で一緒だった白人の女の子たちの中には、美しくない子もいたかもしれない。しかし、権力が彼女たちを必要とすれば、社会的、経済的、政治的な力が、社会規範を再構築することによって、彼女たちを美しくすることができるだろう。美しい人々が白人である限り、ある時点で何が美しいかは、白人から非白人への資本の再分配なしに再交渉することができるのである。

※ www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

下線部の解説

下線部の部分ですが、

That beauty also violently conditions white women and precludes the existence of gender nonconforming people is a bonus.

[That beauty also violently conditions white women and precludes the existence of gender nonconforming people] is a bonus.

[That ~ ] is a bonus. と見えれば勝ち。

最初のthatをthat beauty「その美しさ」と読み進めてしまい、時間を取られました。

構造は、thatは接続詞で、that SVがカタマリで主語になっています。

すぐ気づけばなんてことはありませんが、私は悩んでしまいました。本番では意味だけはざっと理解できるので、時間の都合上、構文解釈は飛ばしたかもしれません。

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