駿台の竹岡先生の英作文の本はかなり有名ではないかと思います。
「ドラゴン・イングリッシュ基本英文100」は3年で16万部売れた伝説の本です。
なんと、ドラゴン・イングリッシュは2021年の11月末に改訂新版が出ました。
以下の4冊のレベル、違いや対象、使い方を解説していきたいと思います。
もくじ
レベル別に並べてみた
英作文基礎10題ドリル
【入門レベル】
時間がある小中学生、高1、高2生はこの本から勉強したいです。
ドラゴン・イングリッシュ基本英文100
【入試基礎レベル】
受験生が1冊だけ使うなら
ドラゴン・イングリッシュ基本英文100を使い込みましょう。
時間がない受験生でもし1冊だけ使うなら、断然ドラゴンイングリッシュです。
英語ガチ勢は、10題ドリルはやっておきましょう。
時間がある人は次の「英作文が面白いほど書ける本」を使い込みましょう。1冊やれば入試の英作文にはどうにか対応する力が付きます。
竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本
【入試標準レベル】
時間がある人やしっかりとした和文英訳が出る受験生は、この本がおすすめです。
英語ガチ勢は「10題ドリル」を終えてから「面白いほど書ける本」を使い込みましょう。
和文英訳対策ですと他の科目もあるので、これ以上はオーバーワークと言えます。
もし時間に余裕があるなら、追加で「ドラゴンイングリッシュ」「基礎からの英作文実践講義」「よくばり英作文」を全部覚えればいいです。ただし、どれもスラスラ言えるようになる必要はありません。
よくばり英作文
【入試標準~応用レベル】
さらに余裕がある人で表現力の幅を広げたい人はこの本がおすすめです。
一言で注意点を述べておくと、「ゆっくりでも言えるか書けるかできるようになれば、それでOKとすること」という感じです。
スラスラ言えることを目指すと挫折します。
かかる時間の差
英作文基礎10題ドリル
36講義あるので36日あれば終わります。1日6講義進めれば、6日で終わるので、コスパの良い本です。
巻末の日本語を見て、日→英出来るようにすることがゴールになります。
単語あり(ヒントあり)だと、わかったような気になるだけなので、気を付けましょう。
ドラゴンイングリッシュ
・頑張れば数日で暗記可能
・解説は後追いで少しずつ読んでいくのがおすすめ
・英文をまずは覚えてしまうことが大切です
面白いほど書ける本
物凄い時間がかかります。
特に最初から全てを読んではいけません。まずは原則を理解して、例題を書けるようにしましょう。
細かい部分も読まなくてOKです。
英作文の本全般がそうですが、まずは書けるようにすること。
それから細部を読んでいく、トップダウンがいいと思います。
よくばり英作文
疑心暗鬼になって挫折する人が既に数万人はいることでしょう(笑)
音声がいいので、シャドーイング教材などと思って気長にやるといいと思います。
1日3ページ(12英文)進めれば、1か月ちょいで終わります。
一気に進めようと思うと、この類の本は挫折するので、のんびりやるといいと思います。
解説の差
・ドラゴンイングリッシュのほうが簡潔で短時間で終わらせやすい
・英作文が面白いほど書ける本のほうが圧倒的に詳しい
面白いほど書ける本は、使い方を間違えるとめちゃくちゃ時間を取られるので取捨選択が必要です。
ドラゴンイングリッシュは解説もあっさりしているので、苦手な人でも非常に勉強しやすいと思います。
問題量の差
ドラゴンイングリッシュ
英文が100問。
巻末に一覧があるので、拡大コピーして使いたい
英作文が面白いほど書ける本
・原則の英文が数本
・原則編60本の例題が60本
・原則編の類題が20本ずつ(60×2題)で120本
・頻出表現67に数本または数フレーズ
①原則は理解だけ+例文60本の暗記+頻出フレーズ
②原則内の英文の日→英+60例文の暗記+頻出フレーズ
③原則内の英文の日→英+60例文の暗記+頻出フレーズ+類題
他の本でおすすめは?
総合英語の基本例文
英文法が苦手な人は「総合英語の基本英文」の日→英を済ませるのが最速です。
Vision Quest 総合英語 Ultimateがおすすめですが、直売サイトがあります。
別冊暗唱例文集と音声CDが付属で付いてきます。
英作文のハイパートレーニング 和文英訳
英作文の本で英文法のミスを矯正したい人は、「大矢 英作文のハイパートレーニング 和文英訳編」(黄緑)がおすすめです。