「塾」と名前が付いていますが、普通の塾とは違います。
塾長の野村は、自分が生徒さんと一緒に勉強できる環境を整えようと思い、以前に、NY英語専門塾という塾を設立いたしました(現在は譲渡し、経営者が変更しております)。
NY塾の設立当初は、自習室で音読やシャドーイングをできることを売りにした塾のつもりでした。
というのも、
英語学習には、音読やシャドーイングといった「声を出すトレーニング」が欠かせません。
そういったトレーニングを気兼ねなくできる英語塾は、日本ではかなり珍しいと考えたのも1つの理由です。
ところが、塾をいざ始めてみると、英語塾と言えど、やはり大学受験生が多いですから、生徒は他の科目を勉強する必要もありますので、横で音読をされるとちょっと迷惑なわけです。
色々と工夫をしましたが、大半の塾生は、他の方がいると、結局、音読やシャドーイングはまずしないことがよくわかりました。
つまり、塾経営をしてみてわかった結論としては、
「塾の自習室では、本当の英語の勉強はできない」
ということです。
現在高校3年生のみなさんは、ほとんどの大学入試でリスニングが必須になります。
今までのように読解中心の学習だけでは、どうしても資格試験で高得点を取ることは難しいのは間違いありません。
やはり、語学習得には、音声を使ったトレーニングが避けて通れないのです。
もくじ
オンライン授業に切り替えました
さて、どうしたものかなと思った挙句、塾をやめました。思い切って他人に譲りました。
そして、塾をやめてSkypeなどを用いたオンラインの授業に切り替えました。
これには理由がいくつかあります。
理由1:音声を用いたトレーニングが好きなだけできる
英語は、他の科目と違って、どうしても音声を使った訓練が欠かせません。
単語の発音やアクセント、リスニング、音読、シャドーイング、スピーキングなどなど、英語4技能化に伴い、試験対策にも音声を使う必要性が以前よりも高まりました。
残念ながら、今までリーディングだけで何とかなっていた大学受験ではなくなってしまうのです。
図書館や自習室など、静かな環境の場所では、残念ながらこれらの訓練をするのは、相当難しいと言えます。
それであれば、自室で勉強するか、それが無理であれば、人が多くてガヤガヤしているスペースを使ったほうが効率的と言えます。
リスニングに関しては、ノイズキャンセリングのイヤホンを使えば、うるさいところでもクリアに音を聞くことができます。
理由2:通学不要で時短・時間の節約
授業を対面とSkypeの両方でできるにしたことで、生徒さんの通塾の負担が減りました。
もちろん、今でも通塾している学生はたくさんいますが、生徒の中には、今まで移動に使っていた時間を仮眠などに充てることができるため、「授業前に体力を回復することができ、集中力が増しました」と言っている学生もいます。
私たち大人の通勤もそうですが、通勤通学はストレスが意外と多いのも確かです。
学生は大人が思っている以上に疲れています。
大人でも朝起きて、夕方まで勉強していたら疲れます。学生はさらに塾に行かないといけない。通学や通塾時間が長ければ長いほど、勉強時間は減ります。
混んでいる電車では、なかなか勉強は捗りません。インターネットを使えば、そういった問題を解決できてしまいます(スマホの使用制限機能をうまく使えば、スマホがあっても勉強に専念できます)。
さらに、長期休みにしか授業を受けられなかった、地方の進学校の寮で生活している学生が受講できるようになりました。現在は、iPadで受講している生徒さんが多いです。
また、愛知県内でも、塾から遠くて通塾を断念していた学生が、授業を受けることができるようになりました。
理由3:対面授業とオンライン授業の組み合わせで超効率化
利便性を考えると、インターネット上のサービスを最大限生かしたほうが効率が良いです。
「いやいや、そんなことはないだろう」とおっしゃる方がいるかもしれませんが、私も20年弱対面で授業をしてきていますが、集団授業でも個別授業でも、明らかにインターネットを利用した授業のほうが便利だと断言できます。
なぜか。
理由は以下です。
- 板書をオンラインで保存・配布するため、板書の時間がほぼ必要ありません(書くのは作業!書く時間を暗記に充てることが可能になります)
- 宿題をオンラインで配布するため紙のプリントと違って、紛失すことが一切ありません
- 追加の宿題や課題も数分で配布可能
- オンラインで授業がない日もいつでも質問が可能(質問の回答を即時できなくても、オンライン上で保存されているので、あとで見れます)
- オンラインで丸付けや叱咤激励が可能
- 学習の進捗状況をリアルタイムで管理把握
- 塾だけど、塾に通っても通わなくてもその場で授業を受けられる
などなど、詳しくはご面談等で説明可能です。
対面・Skype問わず、タブレットを使って授業をするため、生徒がその場に居ようが居まいが、授業の形式は全く変わりません。
かと言って、ネットの動画と違い、一方通行ではなく、オンライン上での監視の目があるから自室でも勉強に集中できます。
理由4:宿題や板書ノートをデジタル管理
私の授業は全てデジタルでやっています。板書もデジタルなので絶対に失くしません。
ルーズリーフやノートの管理ができない学生はとにかく多いんです。
しかし、板書をこちらで管理してしまえば、なくすことはありません。さらに、講師側のパソコンが壊れても、インターネット上に保管されているので、半永久的にいつでも復習が可能です。
今の時代は、デジタルノートは完全に紙のノートに確実に勝ります。
IT関連の知識の差は、収入の差にも大きく関与している時代です。使いこなせたほうが絶対に良いです。(※もちろん、YouTube等を無限に見る学生にスマホやタブレットは無用の長物なので、スマホの使用制限機能を使ってください。)
LINEやインターネット上のサービスを使って質問をいつでも質問ができる環境を整えております。
長々と書いてしまいましたが、塾経営と19年の講師の経験から、このようなインターネットを融合した進化型の塾を始めました。
これが、『名古屋英語専門塾』です。