この記事は英語の勉強法を細かく分解し、全解説したまとめ記事です。
この記事は物凄く長いので、「まずは」の項目を読みましょう。そのあとは、
もくじを活用してください!もくじで記事内を行ったり来たりすると一番使いやすいと思います。
この記事の解説動画はこちら
もくじ
- 1 この記事を書いている人
- 2 まずはこれを読もう
- 3 QuizletやAnkiを絶対に使おう
- 4 本当に初心者の人はまずはこの記事
- 5 発音の学習法
- 6 英単語の学習法
- 7 英語の基礎知識編:一般人より詳しいレベルに到達しよう。
- 8 英語の初級知識編:スキルアップしつつ、やる気を維持しよう。
- 9 英語のカテゴリ別知識編:どのジャンルを攻めますか?
- 9.1 語法の独学勉強法
- 9.2 英文法の独学英語勉強法
- 9.3 英単語の独学勉強法
- 9.4 英熟語の独学勉強法
- 9.5 リスニングの独学勉強法
- 9.6 独学で英語を話せるようになるには
- 9.7 英作文の独学勉強法
- 9.8 英文解釈の独学勉強法
- 9.9 その他の本はどうか
- 9.9.1 ビジュアル英文解釈
- 9.9.2 ポレポレ英文読解プロセス50
- 9.9.3 英文読解入門基本はここだ
- 9.9.4 基礎英文問題精講
- 9.9.5 基礎英文解釈の技術
- 9.9.6 英語リーディング・ブラッシュアップ
- 9.9.7 世界一わかりやすい 英文読解の特別講義
- 9.9.8 肘井学の 読解のための英文法が面白いほどわかる本
- 9.9.9 英文読解の透視図
- 9.9.10 英文法標準問題精講
- 9.9.11 ルールとパターンの英文解釈
- 9.9.12 「東大」英文解釈のすべて
- 9.9.13 入試英文 精読の極意 〈新装版〉
- 9.9.14 英文解釈ナビ
- 9.9.15 英文読解の着眼点―言い換えと対比で解く
- 9.9.16 ライジング英文解釈
- 9.9.17 思考訓練の場としての英文解釈
- 9.9.18 横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本 シリーズ
- 9.9.19 英語構文全解説
- 9.9.20 さらにその他の本
- 9.10 長文の読解速度を上げるには
- 9.11 英語長文の独学勉強法
- 10 英語の便利ツール編:持っておきたい必須ツール
- 11 英文法・語法 知識編
- 12 英語の構造把握・英文解釈ができるようになったら読む本
- 13 投資できる人の英語勉強法
- 14 資格試験の独学英語学習法
- 15 タイプ別の独学英語学習法
- 15.1 英会話初心者の勉強法
- 15.2 オンライン英会話の勉強法
- 15.3 大学生の独学英語勉強法
- 15.4 高校生・大学受験生のための独学英語勉強法
- 15.5 大学受験で結果を出すタイプ
- 15.6 医学部受験の保護者の方・認識の甘い大学受験生はこちら
- 15.7 中学生のための独学英語勉強法
- 15.8 高校入試・高校受験の勉強法
- 15.9 本気で英語力を上げたい/留学したい人のための独学英語勉強法
- 15.10 日本で英語力を上げるための独学英語勉強法
- 15.11 忙しい社会人・ビジネスパーソン・大人のための独学英語勉強法
- 15.12 海外ノマドワーカーのための独学英語学習法
- 15.13 英語講師になりたい人の勉強法
- 16 英語×IT留学を目指している人
- 17 絶対にしてはいけない学習法
- 18 英語に関するコラム:英語についてゆるく熱く語る
- 19 今までやってきた独学を振り返ってみる
- 20 英語は一生続けないといけない
この記事を書いている人
ふだんはオンライン英語塾を経営しつつ、海外と日本を行ったり来たりしながら、ブログ、最近はYouTubeをコツコツ作っています。塾講師+英語講師歴はトータルで20年で、その辺のライターさんが書いた内容よりは細かいはずです。
TOEICは985点(リーディングで1ミス)です。1か月だけリスニング対策を集中的にしました。TOEFLiBTはノー勉で100点超え3回連続。英検1級(筆記)は一発合格でした。
この記事は、
- 英語を独学で勉強している
- 英語を話せるようになりたい
- 日本でどうにか英語をマスターしたい
- 英語が苦手で困っている
- 大学受験で偏差値70や80を超えてぶっちぎりで合格したい
- 英検1級を狙っている
- TOEICで満点を狙っている
- TOEFLで100点超えを狙っている
- IELTSで7.0以上を狙っている
等々、幅広い層に役立つ記事になっていると思います(そう願います)。
たまに専門家にマウントを取られますが、本もなかなか買えない貧乏育ち、才能もない凡人の私としては頑張ったと思っています。
英語を独学で勉強する人には役に立つと思う情報をまとめているので、ぜひじっくり読んでいただけますと幸いですm(__)m
まずはこれを読もう
英語学習の概要を先に書いておくと
この記事はめっちゃ長いので、ざっと「英語学習の注意点を確認」「英語学習ってどんな感じなの?」ということを説明するために、先に概要を書いておきたいと思います。
細かい勉強法に関しては「もくじ」から気になるところに飛んでくださいね(^^)/
では、以下は英語学習の概要です。
とにかく中学レベルが命
中学レベルで、十分に英会話はできるようになります。
中学英語の目安は英検3級満点レベルと考えましょう。基礎学力としては十分なくらいです。
一番大切な3つは以下になります。
- 語彙とその発音(英単語&熟語)
- 英文法
- リスニング
この3つをしっかりやり込んだ段階で、オンライン英会話、語彙制限のある本などで多読などを始めるといいでしょう。
特に③のリスニングを学習初期から絶対にしてください。①と②に偏ると、英語をいつまで経っても話せず、苦労することになります。
具体的なおすすめは以下にあげておきます。
①英単語
英検5~3級までの単語集を活用するといいでしょう。
スマホ単語アプリも活用しましょう。
「でた単アプリ」がイチオシしです。
その他だとmikanやiknowを活用したり、本に付属しているアプリを活用したりするといいと思います。
発音は「あいうえおフォニックス」というYouTubeチャンネルを活用すれば十分です。ウェブサイトも充実していて、なんなら本も出ています。
②-1 英文法理解本
「中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。」など、好きな本でOKです。
「ホントにわかる中〇英語」シリーズなどもわかりやすいです。
「やさしくまるごと中学英語」はYouTubeで無料動画を見ることもできます。
②-2 文法例文ベースの英作文
①-1の定着用として、「NOBU式トレーニング」の緑か金を1冊。瞬間英作文(青)も使いすいです。
②-3 英文法のドリル
ダメ押しでドリルなどで確認するのもいいと思います。
塾用教材が問題数が多くていいのですが、市販されていません
例えば、「マイクリア」「新中学問題集」「シリウス」など何でもOKです。
市販の教材も何でもOKですが、わからない部分は必ず理解する必要があります。
自分でじっくり考えるか、指導者に聞いて理解しないといけません。英語の個別指導などに課金するなら、この時点がおすすめです。
③リスニング
英検の過去問を活用しましょう。
英検3級までを完璧に理解できるようになれば、あとはオンライン英会話である程度学力を高めることが可能なので、まずは3級までを完璧にしましょう。
過去問を短文はリピーティング、ディクテーション、好きなほうでOKです。私は書くのが面倒なので、リピーティングをします。
中長文はシャドーイングをできるようにしましょう。シャドーイングについてはこちらの別記事にまとめてあります。
語彙(単語・熟語)
以下は、中学レベル以上の方向けです。
読解やニュースなどで英語を使いたい人向けですが、
英検2級やセンター試験は、約4,000-5,000語の暗記が必要です。
難関大学は6,000-10,000語くらい必要なこともあります。
英検準1級は7,000-9,000語レベルで、難関大学で高得点を狙える位置に来ます。
では、ゴールはどこかというと、
一段落させるにはSVL12000
のような語彙レベルをまず目指しましょう。
そこまで覚えれば英検1級には割と楽に受かるレベルです。
そして、人によってはそこがゴールで、人によってはそこがスタートな場合もあります。
つまり、あなた次第でゴールが変わります。
SVL12000の先
SVL12000まで覚えると、資格試験ならほとんど困りませんが、大半の人はここまで覚え切れません。
英語という言語を本気で攻略したい人が進む道だと言えます。
このレベルになると、雑誌や新聞、ニュースなどで知らない語彙をなくす段階です。
cocaなどの言語コーパスを利用して、3万語くらい覚えてしまえば、単語で困ることはほぼなくなるでしょう。
私自身は、一時期2万語くらいまで覚えましたが、かなり語彙を調べる回数が減りました。
英語学習の方向性を決めよう
さて、ここからは読解をマスターしたいのか、スピーキングやリスニングをマスターしたいのかで方向性は違います。
英語を話せるようになりたい人は、語彙暗記はSVLで一区切りつけましょう。
英会話で使う語彙というのは、SVLで言うと3000までがやはり最も多く使用し、6000まで覚えていれば、ハッキリ言ってノンネイティブでは十分と言えると思います。
仕事で使う語彙や自分の専門によって、使い語彙は変わるので、必要なら覚えればいいし、不要なら覚える必要はありません。
結局、語彙暗記というのは、使うのか使わないのかで、意義は変わります。
ですので、英会話をとことこん突き詰めたい人は、語彙暗記はSVL12000の中で、6000なり、9000なりと目標を決めて、それ以降は会話に集中しましょう。
スピーキングの訓練法
では、スピーキングには具体的に何をすればよいのか。
日本語→英語(口頭で英作文)
これをひたすら毎日行い、あとはオンライン英会話などで訓練するというのが最も効果的です。
すらすら出てくるようになるには、暗記の繰り返しと反復しかありません。
あとで紹介するQuizletやAnkiを使って、毎日訓練して覚え切れば会話でも困ることはほとんどなくなります。
英文法や読解はしっかり頭を使って理解しないといけませんから、暗記だけではダメです。
しかし、
スピーキングや語彙暗記は「暗記の繰り返しと反復」しかありません。
この点を無視して学習している人が非常に多いのです。
語学は圧倒的に暗記です。
その暗記をするには、日々の継続しかありません。
その点はぜひ覚えておきましょう。
また、日→英の訓練というのは、物凄く退屈です。
一人で延々と訓練するのですから、飽きるのは当たり前です。
よって、語学というのは孤独との戦いです。
環境を変える
では、どうすべきか。
英語で仕事をしましょう。
生活の中で英語を使う環境に置くこと最善です。
これでも伸び悩むのであれば、訓練していないのか、環境が悪いのか、学習法が悪いのか、それとも語学へのモチベーションがなくなってきたのか、、、原因を特定しないといけません。
ちなみに、勉強が続かない、学習の仕方を工夫できない人は語学はあまり伸びません。
リスニング
後述しますが、リスニングはシャドーイングで大半の悩みは解決します。
また、リスニングは海外で住む一番の恩恵を得られる技能です。
海外に住める人は、ある程度勉強したら(英検準1級くらい)、さっさと海外に住んで、日本語を話せない友達と英語で生活しましょう。
海外に行けない人は、シャドーイングを徹底することに加え、英文の素材を丸々暗記してしまうことで、英語がすらすら出てくるということを体感するときがあると思います。
つまり、この学習の仕方はスピーキングにも効果があります。
よって、自分が決めた素材を完全に理解して、シャドーイングしまくって、暗記してしまうということに最も時間を使うべきです。
チャンスがあれば英語圏に住む。
という感じでしょうか。
本物の英語リスニングにはPodcast
何かいい素材はないの?という方は、以下のPodcastを使いましょう。
ネイティブだけが話しているPodcastです。
このPodcast最高です。英語を話せるようになりたい人は、単語と文法をある程度理解した後に、ひたすらこのチャンネルを使って勉強すれば良いと思います。英語圏に滞在予定の人はこれくらいの英語が聴けるようになってから行くのがおすすめ。スクリプトは買えます。 https://t.co/IpidLNZVZk
— 野村勇介🇯🇵英語勉強法.jp (@YSK_NMR) December 8, 2019
英語関連で一番ダウンロードされているPodcastで、ダウンロード総数は1億回を超えています。以下のリンクから入手できます。
スクリプトは有料ですが、音声は無料でダウンロードし放題です。
英語圏に住みたい方はこれくらいの速度についていけないと、友人があまりできなくて、孤独で帰国したいと思うようになると思います。
リスニングの詳しい訓練法は、下のほうに書いてあるので、もくじから飛んでくださいね(^^)/
ゴールを明確に
先程のSVL12000のように、覚えるべきものが決まっていると人間は頑張れます。
なので、
- 単語
- 熟語
- フレーズ
この3つだけでも使うべきものは決めておくべきです。
この記事では、この3つを解決できる勉強の仕方と素材(英語本・辞書・教材など)を明示していきます。
そして、この3つを解決することを最終ゴールとしますが、
そもそもそれ以前の基礎が全然わからない・・・
英語本を買ってはやめて、買ってはやめての繰り返し・・・
be動詞とか、一般動詞とか・・・
という方にも有益な情報をまとめていきたいと思います。
これに加えて、発音とかライティングとかの概要を書くと、概要が概要ではなくなるので、概要の説明はここまでにしておきます。
以下に、概要のまとめを。
英語学習の概要とか大切なことを先にまとめておくと
ざっとここまでと、この記事の内容をまとめておくと、
- とにかく語彙はひたすら暗記
- 日本語と同じレベルで暗記を目指す
- 100語程度の英文を理解して丸々覚える
- シャドーイングしまくる
- 日→英(口頭で英作文)をひたするする
- 読解を得意にしたいは英文解釈はやるべき
- 正確に速く読めるようになりたいなら、英文解釈を徹底することと、自分のレベルよりも簡単な素材を多読すること
- インプットしたら、オンライン英会話などでアウトプット
- 英文法はもちろんやるべき
- しかし、英文法がわからないときは、とりあえず例文を丸暗記しておくと、ふと「なるほど、そういうことか」とわかるときがあるので、とにかく覚えるというのも必要
- 理解できる人は理解を徹底すべきだが、暗記からは絶対に逃げるな
- 単語はSVL12000とか3万語のリスト(ANC単語頻度準拠 英和辞典)など、各自目標を定めて、毎日ひたすら暗記する
- 例文は数万例文、目標を決めて、毎日暗記は続ける
- スピーキングもぶっちゃけ暗記から道のりは始まる
- 理解は大切だが、暗記も超大切
という感じになると思います。
以下の記事に暗記用の素材をまとめてあります。
【英語の語彙・例文暗記】QuizletやAnkiに使える素材まとめ
QuizletやAnkiを絶対に使おう
単語暗記についてです。
とにかく、語学の習得には暗記が必要です。
しかし、暗記を避ける人がめちゃくちゃ多いです。
暗記を避けて語学習得できるだなんて、あり得ません!
暗記は絶対に乗り越えないといけない壁です。
では、どうすべきか。
解決策を言う前に、実は、英単語って単語帳だけでは覚えにくいんですよ。
覚えられる人もいますが、少数派です。
みなさん悩みます。
単語帳は覚えにくいというか、覚えるにはハッキリ言って最悪の形式なんです。
覚えられないのは当たり前です。
英単語帳は、
- シャッフルができない
- 順番で日本語を覚えてしまう
- 知っている単語を省けない
これらが暗記を阻害する原因です。
では、何を使えばいいのか。
英単語帳はもちろん用意すべきですが、それに加えて、
無料の暗記アプリ
を使って、効率的に暗記を終わらせるのが大切です。
英語は暗記が苦手だと超不利です
語学は性質上、膨大な数の語彙(単語や熟語など)を覚えないといけません。
シンプルに言うと、暗記が苦手な人には不利です。
私は何年も英語塾を経営してきたのですが、暗記が苦手な人ほど英語の成績が悪いというのは、統計的に見ても確かだと思います。
でもですね、原因は頭が悪いから覚えられないのではなく、繰り返しの回数が足りないから覚えられないんです。
単語暗記に苦労される方はとても多いのですが、大半の方は繰り返しの回数が少ないし、やり方も悪い。
暗記の仕方を工夫していないし、そして今後も工夫をしようともしません。
なんなら、一番悪いのは『1、2回単語集を見れば覚えられる』と思っている方さえなぜかいらっしゃいます。
いやいやいや、1、2回見ただけで英単語を覚えられたら、天才として認定されます。
とにかく、反復が足りない人が大半です。
単語暗記は回数が勝負です。
暗記の工夫にはある程度限界がありますから、そうなるとあとは覚えたい単語を繰り返し見た回数が勝負です。
3回、4回でも全然甘いです。
そもそも暗記に回数を決めてはいけません!
覚えるまで繰り返さないといけません。
また、覚えきった後もさすがにたま~~~には復習しないと、少しずつ抜けていきます。
メンテナンスも必要なんです。
一筋縄ではいかないのが言語だと肝に銘じておきましょう。
この単語暗記に関する心構えというか、考え方・姿勢こそが、語学学習では一番大切なのではないかなと思っています。
覚えられません・・・
ではなくて、
覚えるまで繰り返してください!!!
数回見て『覚えられません』って人は、まだ何もしていないと同じだと思っておきましょう。
この考え方は本当に大切です。
では、何を使うといいのかを確認していきましょう。
QuizletとAnkiで繰り返し・復習の負担を減らす
個人的にイチオシなのが、QuizletとAnkiという、暗記補助アプリです。
特にQuizletは基本的に全て無料です。
有料版もありますが、月数百円です。
AnkiはAndroid版、パソコン版は無料で、iOS版が有料です。
本当に絶対に使ったほうが良いのですが、Quizletなどは何が凄いのか。
- 自動発音のオン・オフの切り替えができる
- 知らない単語に☆を付けて管理できる
- ☆付きの単語だけを復習できるモードがある
- シャッフル機能がある(無限にシャッフル可能)
- 自分の覚えたい単語集などを学習できる
- 他人が作った単語カードを使うことができる(打ち込み不要)
- ExcelやWordから一気に単語カードを作成できる
- 手打ちでの自作時も楽々作成可能
などなど、物凄い数のメリットがあります。
特に、☆機能が便利です。
いたって普通の機能なのですが、
自分の知らない単語に絞って学習できるのがメリットです。
毎回毎回すべての単語を確認していたら大変です。
やはり、覚えていない単語だけを何度もシャッフルをして確認したいですよね。
そのどちらも可能なのがQuizletです。
しかも、単語を打ち込むだけで音声も利用できちゃいます。
詳細はこちらの記事をぜひ読んでみて下さい(^^)/
英単語学習/暗記はアプリ『Quizlet』が最強!使い方と説明
単語を書く必要はない
あと、これも先に伝えておきたいのですが、『書く』のは効率的だとは言えません。
効果的かもしれませんが、効率的ではない。
なぜかというと、書いている間に、何度も同じ単語を見たり、他の複数の単語を確認することが可能だからです。
つまり、費用対効果、コスパが悪いんです。
効果はありますが、『書く』という行為は時間がかかり過ぎます。
なので、目で見て音読、自動読み上げの音声を聞いて真似ることを優先すべきだと考えます。
そういった点で考えても、先ほどのQuizletを英単語学習のメインに据えるのは、物凄い効率的で効果的だと考えます。
単語暗記を徹底すべき理由
日々英語を教えていて感じるのは、語学の初心者の方にとっての壁は、圧倒的に
【語彙暗記】
です。
私みたいに大学受験英語なんかを主に教えていると細かい部分ばかりに目が行きがちですが、受験英語をちゃんと理解できる層は圧倒的少数(データは各社の模試の結果を見れば一目瞭然)なんですよ。
大半の方は暗記が足りません。
確かに英文法や受験英語などの知識があると、本当に役に立ちます。
威力は半端ないですよ。
私がTOEFLiBTのリーディングで満点を取れるようになったのは、受験英語の本で英文解釈ばかりしていたからです。
正確に素早く読めるようになる。
しかしですね、
世間一般の大半の方は、
- 仕事で忙しい
- 家族サービスで忙しい
- お金をかけられない
の3点セットなので、単語も文法も解釈もリスニングもライティングも英会話も・・・なんて理想論です。
そもそも、大学受験英語等の指導って、猛烈に勉強した先生方が教えていますよね。
プロの方が毎日勉強した内容をどうやって独学で身につけられるのでしょうか。
もし一人では無理だからと言って習おうとすると、予備校では1講座数万円しますし、通年講座はもっとします。
マンツーマンなんて、ちゃんとした方に習うなら1時間1万円近くは飛びます。
それって大人になってから可能なんでしょうか。
大半の方はそんな予算は無いと思うので、独学ではないでしょうか。
社会人に教えていて、いくらでも英語学習にお金を払える・・・みたいない人には会ったことがありません。
つまり、語学なんてのは目的に応じて捨てるところは捨てたほうが良いです。
理想は全部やりたいところですが、人生は短い。
もちろん、趣味でやっている人は好きなようにやればOKですが、時間が無くて困っている方は、英語の専門家の理想論に振り回されないようにしましょう。
大半の方はTOEICもセンター試験すらも高得点を取れません。
よって、絞って勉強するなら
【徹底的な語彙暗記】が安くてリスクが低い
のでおすすめです。
語学はですね、語彙がわかるだけでもざっくりはわかります。
でも、大半の人は単語がわからないからやる気が出ないのではないでしょうか?
もし受けたい試験のほぼ全ての単語の意味がわかったら、少しはやる気出ませんか。
単語を知っていれば自然と文法に意識が行くだろうし、もし意識が行かなければ、それはそれでいいと思います。
必要な語数は?
センター試験で困らない程度の英単語の語数って、アルクさんのSVL12000でいうと約5000語程度だそうです。
語彙のレベルをリストにすると、
- 高校入試/英検3級
- センター試験/英検2級
- TOEIC/英検準1
- 英検1級
- TOEFL/IELTS
という感じです。
下に行けば行くほど、覚えるべき語彙の量が増えます。
大半の方が目指す英語力って、英検3級とか、2級程度ですよね?
つまり、訳5000個は覚えないとセンター試験レベルでも知らない単語が出てきます。
TOEICだとさらにプラスで、TOEFL/IELTSだと1万語以上は覚えないと辛いです。
つまり、
資格試験突破や高得点を目指す場合、大半の方は
圧倒的に語彙暗記が足りてない
というのが実情です。
語彙暗記はリスクが少ない
語彙の暗記はお金がかかりません。
そして、覚えるだけなので、すき間時間にコツコツ繰り返すだけでOKです。
できれば、
- 品詞を覚える
- 語法も確認しておく
などもすると、本格的な英語学習に入るときに武器になります。
本当に初心者の人はまずはこの記事
本当に初心者の人は、まずこの記事に書いてあることを実践してみましょう。
発音・単語・文法が最重要事項です。
また、単に文法を理解するだけではなく、アウトプットを意識して学習することで、中学レベルだけでもかなり英語を話せるようになります。
辞書の使い方
辞書の使い方は4ステップ!効率的・効果的な引き方とおすすめ辞書
発音の学習法
発音に関しては、YouTubeを必ず使いましょう。最近はYouTubeの人気チャンネルが本にもなっているので、我々のような素人でも、YouTubeを使えばほぼほぼ解決する時代になりました。
以下の①~④の順に行うのがおすすめです。
途中までで満足する人もいると思いますので、①~④の全てを行う必要はありません。目標や目的に合わせて、使い分けましょう。また、順番通りである必要はありません。
① 発音記号と発音
絶対に使ったほうがいいのが、
というサイトです。一番わかりやすいです。超初心者や中学で英語を始める方は必見のサイトです。
しかも、このYouTubeチャンネルから本が出ました。併用すれば十分な基礎が身につくと思います。
KADOKAWAから出ているこの本です。
「あいうえおフォニックス 英語の母音をひらがな5つで完全攻略!」
② 発声
次に特に発声について見ておくといいのが「英語喉」という本とYouTubeがおすすめです。
意識するだけでも全然違います。日本語と同じ発声をしていると非常に聞きにくく、全く伝わらないこともありますが、英語喉を意識するとかなり改善されます。
しかも、聴き取りのコツもわかるので、リスニングにも効果があると思います。
③発音矯正
どうしても自分だけでは不安な場合、オンライン英会話の発音矯正コースが格安でおすすめです。個人的には授業受け放題のネイティブキャンプ が好きですが、レアジョブ やDMM英会話なども定評があります。
どれも大差ないですが、受け身で授業を受けずに自分で問題点を把握して、先生を使うつもりで受講しましょう。
数回受けるだけでも全然違うので、
④日本人プロ講師による発音矯正
さらにこだわる人は高いですが、お金を払って直すといいです。私はここまではお金をかけていませんが、発音矯正をした人は「世界が変わる」とみんな言うので、お金を払う価値はあると思います。
「英語ジム らいおんとひよこ」の発音矯正コース担当の方がおすすめです。ちなみに、Twitterの英語アカで有名なひょーどるさんは、Marina先生の授業を受講しているらしいです。
まとめ記事
やや古い記事ですが、発音に関しては、こちらの記事にもまとめてあります。
『発音の独学勉強法』
こちらの記事もぜひ読んでみてください。
『発音矯正はできるだけ早くに受講しよう!使える英語を目指して』
英単語の学習法
この記事の冒頭にもある程度書いてあるので、そちらと合わせてお読みください。
科学的な英単語の覚え方
2019年の4月にとてもいい本が出ました。
個人的には必携の本だと思います。
英単語学習の科学です。
「こう覚えなさい!」という本ではありませんが、英単語の暗記の最新の研究をまとめてくれています。
著者の中田先生は、第二言語習得とコンピューターを使った外国語学習の専門家で、法政大学の準教授をされている方です。海外の大学で応用言語学の博士号も取られていますから、信頼度はこの上ないでしょう。
ちなみに、私が大学院に在籍していた時の専攻も「第二言語習得」でした。
この本をじっくり読んで、どうすれば英単語の暗記が効率的なのか、効果的なのか、自分が非効率な学習をしていないか確認しておきましょう。
英単語というのは、日本語もそうですが、ハッキリ言って無限です。
英文法は『総合英語』という文法書を一冊頭に入れてしまえば、そこまで困りません。
一方、英単語は覚えては忘れを繰り返しますし、難しい単語はいくらでもあるので、覚えても覚えてもキリがありません。
経験上、だいたい2万語ほど覚えると満足できるレベルに達し、3万語ほど覚えると小説などもかなりスラスラ読めます。
やはり語彙力は多ければ多いほどいいのですが、効率が悪いとか、効果的な暗記法を実践しないと、何万語も覚えるにはいくら時間があっても足りません。
効率的かつ効果的な方法を科学の力を借りて実践していくために、専門家の書いたこの『英単語学習の科学』は間違いなく有益だと考えます。
語学学習も勉強が得意な人が有利です。
なので、こういった専門書からわかることを自分なりにまとめて、工夫できる人じゃないと語学を身につけるのは至難の業だと思います。
少し難しい本ですが、何度も繰り返し読むことをおすすめします。
また、小中学生や大学受験生がいるご家庭の保護者の方にもおすすめの本です。
自分のやり方が本当に科学的なのか、ちゃんと検証してから、お子さんの勉強のアドバイスをしたほうが得ですから、そういった方にもおすすめの本です。
おすすめ英単語帳&カード、そして英熟語帳
2019年の6月にこの単語集が出たことで、勉強がとてもしやすくなりました。
初心者の方は、まずこういうレベルの本を目標にしましょう。
この本の単語カードも合わせて発売されました。
単語カードのメリットは、知っている単語を省いて、知らないものに専念できることです。
この記事で先ほど紹介した「英単語学習の科学」でも単語カードは非常に効果的だと説明されています。
私の大学院時代の研究テーマの一つが、単語カードでの暗記だったのですが、単語カードは本当におすすめです。
ただし、自作するのは時間の無駄です。
市販のものを買って「覚えることに」専念するのが効率的なので、ぜひこういった市販のカードをどんどん活用していきましょう。
以前はディズニーorスターウォーズの英単語カードをおすすめしていましたが、このターゲット英単語が出たことで、こちらも使っていくといいと思います。
ターゲットのカードは枚数が少ないのが特徴です。
枚数の多いカードを買いたい人は、ディズニーやスターウォーズのカードも買っておきます。
個人的には、アプリがあるので、ターゲットを先に使って、あとで総仕上げとしてディズニーやスターウォーズを使うといいと思います。
無料のスマホアプリも使える
また、ターゲットは無料のアプリが使えます。
発音やアクセントが確認できるため、リスニングやスピーキング学習の基礎になります。
この点は他の単語帳や単語カードとは大きく差があると考えて良いでしょう。
単語帳・単語カード・単語アプリの三つをセットで使い込みましょう!
しかも、このシリーズはその他の科目、理科や社会のシリーズもあり、小中学生には非常におすすめできるシリーズです。
熟語編も使おう!
さらに、ターゲットは熟語編もあります。
熟語編は、難しい単語を覚える前にぜひ確認しておきましょう。
英語は、動詞の「語法」や動詞の熟語、動詞句というものが得に大切です。
実際の英語の長文を読んだり、実際の英会話では、基本的な語彙や基本動詞と前置詞を組み合わせた熟語などがよく使われます。
しかし、英単語の暗記だけでは熟語が抜けてしまうことが多いんですね。
なので、必ず、どこかのタイミングで一気に確認しておきましょう。
見たことがあるだけでもとても効果的です。
『あ、これって熟語なんだ』と知っているだけで、出会ったときに気付けるようになります。
英単語のシリーズ同様、ターゲットの英熟語シリーズも、英熟語帳(本)、英熟語カード、英熟語アプリが使えます。
3つセットで使って、一気に確認しておけば、かなりレベルアップが期待できます。
公立高校入試を考えている人は、夏休みには単語も熟語も終えておきましょう。
具体的な単語の覚え方
特に、中学レベルの単語は一気に覚えたほうが効率が良いです。
英会話を目標としている人は、中学レベルだけでもかなり話せるようになります。
会話中心で勉強したい人は、無駄に資格試験の難しい単語を覚えるよりも、一気に中学レベルを覚えて、あとは発音・文法・会話に専念するというのがベストだと思います。
単語カードを使った具体的な覚え方は、以下の記事にまとめてあります。
おすすめの英単語帳
有名なものを紹介しておきます。
その前に、まずは中学英単語を必ず覚えきりましょう。
中学英単語をある程度覚えたら、以下の本がおすすめです。
英単語ターゲット1400
この本はおすすめという意味ではありません。かなりシンプルな構成なので、とりあえず、この本で必須な単語を押さえて、よりいい単語集を使い込みましょう、という意味で使いやすいだけです。
他の本でも全然OKです。この本はかなりシンプルな構成なので、ターゲット1900ではなく1400を覚えきりましょう。1000番くらいまで覚えるだけでも十分に次のレベルに行けます。
訳は正確に覚える必要はありません。最初のうちは1つの単語につき1つの意味でOKです。まずは「全く知らない」という状態から抜け出すのが先決です。
1400のメリット
- 構成がシンプル
- アプリが充実
1400のデメリット
- シスタンなどに比べて語法の解説が弱い
必携英単語 Leap
個人的にはこのLeapという本がとてもオススメすすめです。
分厚過ぎず、かと言って情報量はかなり豊富です。
中学英単語 → 必携英単語 Leap → Distinction 2000という流れをおすすめしておきます。
Leapのメリット
- 国立大学や難関私立におすすめ
- 語法の知識が豊富
- 派生語もしっかり
- 意外な意味が類書にないレベルで掲載
Leapのデメリット
- 情報量が多い
- 文字がやや小さい
Distinction 2000
最近出た本です。英語系YouTuberで有名なATSUさんの本です。
この本は英文の構造を把握できる人にとっては最強の英単語帳だと思います。英語勉強法.jpはこの本イチオシです。しかし、英文の構造把握ができない人が使いのはかなり難しいと思います。
最低でも先ほどのターゲット1400を終えておくべきで、かつ、中学英語を漏れなくしっかり学習していかないと、使いこなすことができないと思います。
使いこなせる人は、この本に書いてあることは全て覚えてしまうつもりで学習するといいと思います。中途半端な学力で使用するのは全くお勧めしません。
Distinction 2000のメリット
- 英語ガチ勢向けの本
- 英語力が爆上がりする
- 例文の汎用性が高く、使える英語が満載
- 例文の長さが速単形式なので、
Distinction 2000のデメリット
- 英文の構造解説がない
- 初心者には全く向いていない
DUO 3.0
短期で周回することが可能です。定着もよくなります。英文の質もしっかりしているため、英作文への転用も可能です。ある程度英文の構造が取れる人にはおすすめです。
DUO 3.0のメリット
- 復習が楽
- 類語の解説が豊富
DUO 3.0のデメリット
- 英文の構造が取れない人は使いづらい
- 訳がかなり意訳されていることがある
- 文法的な解説がない
鉄壁
改訂されて更に良くなりましたが、鉄壁も2冊目の英単語帳として使うのがおすすめです。読み込むことで、とても勉強になります。しかし、1冊目の英単語帳として使うのはおすすめしません。まずは何かしら、少し簡単で薄めの本を終わらせましょう。
鉄壁は情報量が多いので、取捨選択をできない人は、1周することができずに挫折してしまいます。ある程度英語に慣れてきた人が使う本です。
実際、鉄壁は鉄緑会という日本でも最も優秀な層が通う塾の生徒さん用の本です。つまり、大半の人には使いこなせません。もし自分が学校でもトップレベルの成績なら使ってもよいのではないでしょうか。英単語帳としてはすごくいい本なのは間違いがありません。
鉄壁のメリット
- 情報量が多い
- イラストや解説が記憶に残りやすい
- 語法解説や熟語の知識が豊富
鉄壁のデメリット
- 1周を終えるのに時間がかかり過ぎる
- 基礎知識がない人が使う本ではない
- あくまでも2冊目の英単語帳
品詞を覚える
単語学習時に気をつけて欲しいのが、品詞です。
英文法は品詞で分類されています。
単語の品詞を覚えないとずっと伸び悩むことになりますから、必ず理解しておきましょう。
英文を正確に読めないで悩んでいる人はこちらの記事で紹介している本がおすすめです。
『英語を正確に読むための基礎固め・英文解釈超基礎におすすめの本』
中学英文法
中学レベルの英文法を完璧にしていると、高校レベルやTOEICの文法は楽勝で終わります。
中学レベルという名前に騙されてはいけません。
中学レベルで習う文法事項が一番大切な基礎であり、深くまで理解しておかないといけないということをしっかりと認識しましょう。
『【中学生のための英語勉強法】つまづく時期とその予防法と解決策』
英語の基礎知識編:一般人より詳しいレベルに到達しよう。
前置詞を極める者は英語を極める
英語は「前置詞+名詞」がが30~50%占めているのを知っていますか?
「英文の中に前置詞が入っていない」ほうが少ないくらいなのですが、なぜか放置か苦手にしている人が多いのが前置詞です。
コツコツでいいので極めておいたほうがいいよ、というのが前置詞です。
『前置詞は長文でも熟語でも必ず出会うから、ちゃんと極めておこう!』
5文型を極めよう!
5文型は以下の表を活用して理解を深めてみてください。
この表に当てはめながら、総合英語などの例文を組み立てる訓練をするとよいです。
また、総合英語や文法書で5文型を勉強するときも以下の表を使いながら勉強をすると、だいたい理解できると思います。
文構造を理解しながら単語を覚えられる本はこちら
『「高校入試 世界一わかりやすい中学英単語」は文型も学べるぞ!』
5文型の例文集は以下のページにまとめてあります。
『5文型の見分け方、例文まとめ、問題演習。なぜ必要なのか徹底解説』
アクセントはルールを学ぶと楽になります。
NextStage(ネクステージ)のまとめがとてもわかりやすいです。
アクセントについてはこちらのページにまとめてあります(工事中)。
英語の初級知識編:スキルアップしつつ、やる気を維持しよう。
英語学習の方向性を決めよう。
話せるようになりたいのか。
それとも資格試験で点数を出したいのか。
方向性が明確じゃないと英語沼にはまることになります。
『独学で英語を勉強するなら方向性を決めておいたほうがいいよ、という話』
英語のカテゴリ別知識編:どのジャンルを攻めますか?
語法の独学勉強法
語法とは、
- thank 人 for 理由
- blame 人 for 理由
- admire 人 for 理由
- criticize 人 for 理由
- punish 人 for 理由
- get A from B
- gain A from B
- derive A from B
- hide A from B
- hinder A from B
など、動詞の後ろの形は一定のルールがある程度あります。
語法はある程度まとめて覚えたほうがよいです。
メリットは、
・長文を読むのが速くなる
・英文の次の形を推測しながら読めるようになる
・英作文がより正確になる
などがあげられます。
目を通しておくだけでも十分効果のある分野なので、気になったときに何度か勉強しておきましょう。
VOAで英語学習シリーズ
以下の記事で語法がどのように長文中で使われているのかを確認できます。
かなりの力作なので、ぜひ活用してくださいね(^^)/
英語の語法おすすめ参考書
語法はメインが2つ・サブが2つという感じです。
- メイン① 動詞の語法
- メイン② 形容詞の語法
- サブ① 名詞の語法
- サブ② 副詞の語法
そして、ほぼ全てに前置詞が絡んできます。
ですので、前置詞が苦手だと英語が得意になることはないでしょう。
つまり、前置詞は避けることができませんし、最初のうちに得意にしておくのが望ましいです。
語法解説が詳しく、あとでも使える本だと、総合英語の『Vision Quest 総合英語 Ultimate』がおすすめです。
『英語コロケーション辞典』(小学館)は英語学習初期からコツコツ読んでおくのがいいと思います。
一冊だけ・・・という場合は、『成川の深めて解ける英文法 INPUT編』に付属している別冊の要点ハンドブックを使いましょう。そのPART1を読み込んでおくといいと思います。
語法に慣れてくると、「この動詞とこの前置詞って関係あるかも・・・」のように勘が働いてくるようになります。
そうなったらもう勝ちみたいなもので、辞書などでコツコツ確認していけば定着します。
英語講師になりたい人は、四大品詞(+α)別に、語法をエクセルなどにまとめておくといいと思います。
「英語の語法」に関するおすすめ記事
こちらの記事にまとめてあります。
『語法の独学勉強法』
英文法の独学英語勉強法
英文法は総合英語を最終ゴールとして、1冊極めると良いです。
しかし、最初のうちはかみ砕いて解説してある『理解本』を使うのもよいでしょう。
英単語の独学勉強法
単語の効率的な覚え方をまとめてあります。
単語は一度見るだけでは覚えられません。
・1単語1秒で見ていき、光速で1冊回して、それを10-20周くらいするといい
・単語カードを高速で回す
などなど色々とやり方があります。
以下の記事をどうぞ。
英単語帳おすすめ15選
こちらの記事におすすめの英単語帳をまとめています。
英単語帳はある程度中身の質が高ければ、どれを使っても構いません。
しかし、レベルが合っていないと苦労すると思うので、その点は気を付けましょう。
『英単語帳 おすすめ15選【中高大学受験・英検・TOEIC等】』
英熟語の独学勉強法
おすすめのアプリ
こちらのアプリがかなりおすすめです。文の構造なども解説してくれるので、かなり使い勝手がいいです。
このシリーズの英文法もおすすめです(2020/4/30までセール中だそうです)。以前、私の英語塾に来ていたIELTS7.0を取った社会人の方がおすすめしていました。けっこう古くからあるアプリですが、内容がかなり濃いです。
英熟語ターゲット1000のアプリも使いやすいです。
AnkiやQuizletが使いやすい
あとはQuizletやAnkiを使って覚えるのがベストだと思います。また、Ankiとスマホ辞書を組み合わせるとさらに無敵だと思います。
アプリやAnkiについては、Twitterで「さとけん」さんという方が詳しくTweetしてくれることが多いので、フォローをおすすめします。
さらに、さとけんさんはAnkiの使い方などをnote.comで詳しくまとめてくれています。こちらは間違いなく買いだと思います。Ankiを少しでも使えると、英語学習の効率が何倍にもなるので必ず使いましょう。
英語本
英語本だと、正直、ターゲットでも解体英熟語でもシステム英熟語でも大差ありません。レイアウトが好きなものを使えばOKです。
できれば、カードと併用して苦手なもののみに注力しましょう。その点では解体英熟語はカードも売っているので、良い感じです。
普通の熟語帳とは異なりますが、YouTubeで有名なATSUさんのDistincition 1 / Distinction 2も口語的な熟語をたくさん暗記できます。Distinctionは例文が会話に使えるものが多いので、かなりおすすめです。
SIL 6000
また、SIL(Standard Idiom List)というものがあります。6000の熟語をカバーしているリストです。これだけやれば試験の英語で困ることはほとんど無いと思います。
問題演習しながら覚えられる以下の本がおすすめです。
『正攻の英熟語1000|おすすめ英熟語集|学びエイド代表の本』
長文を読みながらだと以下の本がベストだと思います。資格試験にも役立つと思います。ピッタリ
『英熟語って、どれくらい覚えればいいの?大学受験・英検・TOEIC』
受験の英熟語に対する戦略はこちらの記事をどうぞ
リスニングの独学勉強法
リスニングの練習は聴くことだと思っていませんか?
リスニングというのは複合的な技能が必要で、たくさん聴くだけでは聴けるようにまずなりません。
私自身も二十代後半でリスニングを始めてかなり苦労しましたが、リスニングの本格的な訓練を始める前に、以下のことをまずはある程度終わらせましょう。
- 中学レベルの単語を覚える
- 基礎的な文法を理解する
- 音の連結と脱落のルールを理解する
リスニングを伸ばすにはシャドーイングが一番効果があります。
シャドーイングについては以下の記事にまとめてあります。
『シャドーイングがリスニングに効果的!その理由とやり方と勉強法』
シャドーイングをするのにおすすめの本
シャドーイングはネイティブの自然な英語で訓練するのがベストです。
ナレーターが吹き込んだ英語だと、あまり自然とは言えません。
人間は息継ぎをしたりするので、英語本の音源のようには話さないんですね。
中上級者用ですが、以下の本がおすすめです。
内容も知的で興味深いものが多いです。
独学で英語を話せるようになるには
英語を話せるようになるには、口語英語にいち早く慣れるのがベストです。
文法はどうせどこかのタイミングでコツコツやるしかありません。
では、読解ばかりしていて流暢に話せるようになるのかと言うと、確かに綺麗で教養あふれる英語の使い手にはなりますが、
物凄い時間がかかります。
みなさん、そんな時間はありませんよね?
(もちろん、時間がある人は読解にも力を入れましょう)
では、流暢性を高めるには、簡単な単語で会話ができるようにすればいいだけの話です。
会話と読解では使われる語彙の差があり過ぎます。
会話なら会話に絞って勉強したほうが、
圧倒的に暗記量が少なくて済みます。
話せるようになったら、自分の興味の引かれることを勉強すればいいだけのことです。
読解なり、文法なり、ライティングなり、です。
読解も英作文も、どれもとっても技術なので、かなりの時間の投資が必要になります。
スピーキングにおすすめの教材
私自身は、最近はYouTubeをメインに使っていますが、やはり本が使いやすいですよね。
本の形式なら以下のような本が良いです。
Avengersが好きな人には最高です。レイアウトもかなり学習しやすい。個人的には、小説よりもこういう映画で勉強すると良いと思っています。小説は大半の人には語彙が難し過ぎるので、時間を猛烈に食うのが欠点です。仕事柄、小説や雑誌、新聞も読むけど、英語学習に小説をすすめたことはほぼ無いかも。 pic.twitter.com/aX8p3dL4eD
— 野村勇介🇯🇵英語勉強法.jp (@YSK_NMR) September 5, 2019
『The Avengersで英語が話せる本』
こういった本は映画のクリアな音声もあるし、本でスクリプトも確認できます。
スクリーンプレイというシリーズもこの本と似たような構成なのでおすすめです。
その他の、スピーキングの話は以下の記事がおすすめです。
英作文の独学勉強法
英作文は、英文法の学習時に使う例文で練習するのが最初のステップと言えます。
- 「総合英語」と言われる英文法の参考書をの例文を理解する
- 理解した英文を和訳をできるようする
- その和訳から英語に戻せるようにする
- 単語を入れ替えて自分の言いたいことを表現できるようにする
この4つのステップで、ある程度は自分の言いたいことを言えたり書いたりすることはできるようになります。
なので、文法書以外に、英作文用の特別な本は学習の初期には必要がありません。
強いて言うなら、ロイヤル英文法の別冊英文集などを追加で使うのは悪くありません。
中学レベルからスタートする人は
中学英語から学習する人は、最初から総合英語を使わずに、中学レベルの英文を口頭で正確に言えるようにしましょう。
最初のころは書いて練習しても構いませんが、基本的には口頭で練習すると時間を節約できます。
中学レベルの本で例文集として使うのであれば、
- 瞬間英作文(青)
- NOBU式トレーニング
- コーパス口頭英作文
- New Treasure(学校教科書)
- マイクリア(教育開発出版・塾教材)
- 新中学問題集(教育開発出版・塾教材)
- Jump-Srat!
- ALL IN ONE Basic
こういった英文法別にリスト型になっている本をドリルなどと並行して、苦手分野を減らしていくのがおすすめです。
もちろん、Grammar in useなどでもOKです。その場合、自分で基本例文を抜粋して、分野別の暗唱例文集をexcelなどに自作するとよいでしょう。
また、「自分は大丈夫」と思わずに、一度は基礎をしっかりと確認し、知識の網羅性を確保したほうがメリットが大きいと考えます。
焦って急いで高校レベルの教材をやらずとも、中学レベルで英会話で使う英文法はほぼほぼカバーできます。
中学レベルを極めるだけで英文法の理解は十分に深まるので、まずは中学英文法に専念しましょう。
高校レベルの英文法を使って英作文の訓練をしたい人は、English EXがおすすめです。付属のCDRにエクセルで本冊の問題編の全例文がまとめられています。網羅性も高いのでかなりの学力がつくと思います。
大学受験・英検準1級の基礎レベル
「新・英作文ノート」のドリル部分(表現ノート)が下知識の暗記用に使えます。まずは表現ノートを覚えましょう。
表現ノートで分かりにくい部分は、「Vision Quest 総合英語 Ultimate」の
- 2章
- 「動詞の語法」
の2つを読んでおきましょう。
このレベルでは、すでに総合英語の例文レベルは書けるということを前提とします。
なので、「Vision Quest 総合英語 Ultimate」などの例文程度の英文をスラスラかけない人は、まずはそのレベルを完璧にしましょう。
闇雲に勉強しても仕方ないので、英文法の知識の網羅性を高めつつ、英作文の基礎を固めるようにしましょう。なので、総合英語の基本例文を使って英作文の訓練をするのが理にかなっていると考えます。
中学レベルから大学受験レベルの橋渡し本
決定的な本が出ました。
をコツコツ1日1~2ページ、もしくは1~2単元やっておきましょう。
また、ドリルだけではなく、巻末の日本語から英語を言えるようになるまでしておくと、かなりのレベルになります。
大学受験レベル・短文レベル
「竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本」がおすすめです。
この本はどういった表現が良くないのか、どういった表現なら許容範囲なのか、細かく教えてくれる本です。
ただし、分量が多いので、まずは例文の解答の1つだけを丸暗記するとよいと思います。細かい解説や類題は後回しにしましょう。最後の二問も難しいので、最初のうちは読むだけでOKです。
例文を完璧にしたら、原則に書いてある赤文字の例文を書けるようにしましょう。
こういった作業もできる限り口頭で行うのがベストです。時間の節約になります。
他の本だと、これが「英作文」もシンプルで使いやすいです。
あと、Z会の英作文のトレーニングシリーズの別冊例文集は英文法の復習になります。
正直、長文やリスニング学習時に英文を丸々暗記するだけでも十分に伸びます。
例えば、速読英単語(中学編・必修編など)とかダイアローグ1200などを丸暗記するだけでもかなり書けるようになります。
最終ステップ
タイミングが難しいところですが、大学入試や英検準1級を狙うレベルになってきたら英作文問題完全制覇を1冊使えば十分です。
使い方はこちらのページで解説しています。
2級・準1級・1級がありますが、大学受験の人は2級、もしくは準1級を。
それ以外の人は最初から1級だけに集中でいいと思います。
できるだけ手を広げずに、とにかく1冊と心中するつもりで完璧にしましょう。
それだけでTOEFLの英作文でも満点を狙えます(学力的には)。
ただし、量がが多いので、コンテンツブロックのところは飛ばして・・・実践問題の30題だけにまずは専念しましょう。
agree /disagreeの両方があるので、60の模範解答がありますが、まずは片方だけでOKです。つまり、30個の自由英作文ですね。
30個を日本語を見て英語にできるようにするだけで、英検準1級ならほぼ合格レベルです。
大学受験の場合は、大学によってはここまでは必要ないので、学習すべき内容の取捨選択が必要です。その取捨選択も大学受験で磨かないといけないスキルの1つです。
以下の記事でおすすめ2冊の特徴を紹介しています。
英文解釈の独学勉強法
英文解釈はハマり過ぎ注意です。
基礎・標準・応用・まとめの3~4冊程度に絞って使いましょう。
英語や英文の構造把握が苦手な人
苦手な人は、
この2冊が断然おすすめです。
どちらも版が大きく、解答解説が詳しい本なので使いやすいです。
ただし、英文読解というのは英文法がベースですので、中学英文法を徹底的に勉強してれば、そこまで困らないはずです。
『肘井学の読解のための英文法がわかる本』も類書としてはおすすめです。
基礎固め~受験初級
この本は、本格的に正確に英文を読んでいきたい人にとっては必携の本だと思います。
先程の「英文読解ひとつひとつ」の次に使うのがいいと思います。
このシリーズが気に入った人は入門英語長文も新しくなり、解説が詳しいのでおすすめです。
この本のあとに、同著者(竹岡広信さん)の英文熟考(上)(下)と勉強してしまえば、あまり難しい英文で詰まることがなくなるでしょう。
(上)まででもセンター試験の英文なら、あまり困ることが無いと思います。
なので、英文熟考の下巻に行く前に、センター試験レベルの長文を正確に素早く読めるようになるまで、徹底的に精読を繰り返すといいと思います。
また、こういった英文解釈本に書かれている文法事項は、ほとんどが総合英語などの文法書や辞書に書かれています。
ですので、必ず総合英語などに立ち返りましょう。
まとめとしては、「英文読解の原則125」が網羅性が高く素晴らしい本です。しかし、解説は薄いので、その前のレベルをしっかりと学習しておきましょう。
英文解釈の超上級者
ここからは趣味のレベルですが、超上級者にはこの本がおすすめです。
大学受験生には不要だとは思いますが、偏差値が80くらいでやることがない人にはいいでしょう。
予算的な都合で「英文解釈教室」と迷う方は以下の本を優先して買いましょう。
解体新書の凄いところは、
- 紹介されている英文が非常に新しい
- 英文の難易度が☆で示されている
- 大学受験を超えた英文を中心に紹介されている
その他の本はどうか
ビジュアル英文解釈
「ビジュアル英文解釈」はとてもいい本なのですが、レイアウトが悪過ぎます。勉強が苦手な人は使わないほうが無難でしょう。
ポレポレ英文読解プロセス50
こちらも非常に良い本ですが、最近の大学入試には必要だとは思いません。偏差値が75以上の人で、暇なひとはやっても良いと思います。
そもそも著者の西きょうじ先生は京大主席だったはずですが、そういう頭のいい人の思考のプロセスを凡人が理解するのは困難だと考えます。
圧倒的に良書ですが、使う人を選ぶ本です。よく浪人生が持っているのを見かけますが、正直使いこなせている人は少ないと思います。
「有名だから使う」という使い方が一番ダメな類の本です。英語が苦手な人は買うのはやめましょう。
東大・京大・東京外大など、また英語科志望の人には非常に良い本だと思います。大半の医学部志望の人には不要です。
英文読解入門基本はここだ
同じく西きょうじ先生の本です。学校で少しは英語を勉強したものの基礎があやふやな人にはピッタリの本です。
文法学習がメインの本なので、読むだけで満足しないように気を付けましょう。
- 例文に含まれている英文法のポイントを把握(他人に説明できるレベルに)
- 英日(和訳)
- 日英(英作文)をすらすらできる
上記三点ができるようになるまで徹底的に繰り返しましょう。
基礎英文問題精講
改訂されてめちゃくちゃよくなりました。素晴らしい本です。
英文解釈を1,2冊やったことがあり、時間がある人が1年くらいかけて繰り返さないと吸収しきれない分量だと思います。
学校等でしっかり勉強してきた人ではないと、理解できない部分が多いと感じるでしょう。
動画解説はこちら
基礎英文解釈の技術
レイアウトが見やすいです。網羅性は高いですが、文法書で十分わかるものも多いと感じます。特に後発の超入門と入門は不要だと思います。
また、一番の難点が、前置詞句が形容詞句なのか副詞句なのかをしっかりと明示していません。つまり、前置詞+名詞をカッコでくくるのは覚えても、それがどこにかかるのか、修飾関係を意識せずに終わる人も多数いると感じます。
ですので、使用する人は前置詞句の修飾関係を意識して勉強し、また和訳にもしっかりと反映するようにしましょう。
英語リーディング・ブラッシュアップ
河合塾の人気講師 登木先生の2019年の新刊です。
良い例文が詰まっています。登木先生の授業を受けている人は買って読み込みましょう。実況中継シリーズも非常にいい出来です。
登木さんの授業を受けている生徒(複数)に聞くところによると、授業よりも本のほうがわかりやすいことが多いとのことです。なので、登木さんの授業を受けている人こそ、授業の補完として必ず買うべきだと考えます。
世界一わかりやすい 英文読解の特別講義
スタディサプリで人気の関正生 先生の本です。
細かい部分の解説を省いている英文もありますが、全体的に非常に解説の詳しい本です。英文の構造がわからずに困ることはほとんどないと思います。
「英文読解をひとつひとつわかりやすく。」の次の1冊として使えると思います。
肘井学の 読解のための英文法が面白いほどわかる本
こちらもスタディサプリの他の英語講師 肘井先生の本です。
スタサプの肘井さんの授業は正直わかりにくいですが、本はとてもわかりやすいです。
名詞句と節・形容詞句と節・副詞句と節の分類が得意になると思います。訳は変な訳が多いですが、句と節の理解を深められる本が少ないので、基礎固めに使う価値はあると思います。
英文読解の透視図
良書です。ポレポレより少し簡単な英文を集めています。英文解釈のパターンの網羅性を上げるのには良い本です。ただし、偏差値が70を超えていないような生徒さんには不要だと考えます。
例題を中心に学習して数周し、その間はChallenge問題を省いて学習しましょう。
英文法標準問題精講
趣味のレベルです。英文学を大学に入って勉強したい人は使えばいいかもしれませんが、大学入学後に使い始めれば良いかなと思います。英検、IELTSやTOEFLにも不要です。
ルールとパターンの英文解釈
英文解釈教室の抜粋版のような本です。大学受験には不要だと考えます。
伊藤和夫が好きな人は買って読むといいと思います。英文解釈教室も大学受験には不要かなと思います。あくまでも英語の先生用の本です。
この本や「英文解体新書」など、研究社さんからは本当に英語ができるようになりたい人のための本がたくさん出版されています。レイアウトが微妙なのが痛いところですが、英文解釈や英語自体にどっぷり浸かりたい人は研究社さんの本を買い揃えると良いと思います。
英語を話したり聴けるようになりたい人は逆に避けましょう。読解の力はつくが、時間が猛烈にかかる本が多いからです。
「東大」英文解釈のすべて
意外と基礎レベルから解説してくれている本です。
東大の過去問からの英文で英文解釈を学びたい人は目を通すといいかもしれません。良書なので、もう少し売れてもいい本です。
入試英文 精読の極意 〈新装版〉
難しいです。偏差値75とか80以上が対象かと思います。
このレベルになるともはや国語です。英文自体の難易度が高いというよりも抽象的な内容や心情把握などを扱ったりしているので、英文の内容把握とその考え方に視点を置いている本です。
東京外大とか大阪市立大学とかを受ける人にはいいかもしれません。
英文解釈ナビ
日栄社のシリーズが好きな人にはいいかもしれません。
英文読解の着眼点―言い換えと対比で解く
英文の構造把握に困らなくなり、やることがなくなったら使える本です。良書です。
ライジング英文解釈
良書ですが、解説が薄いです。著者はもっと解説を書きたかったとTwitterで聞きました。
思考訓練の場としての英文解釈
このシリーズをやり込めば英語で怖いということはまずなくなると思いますが、シリーズ3冊を全て吸収するには1年では足りないのではないでしょうか。
横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本 シリーズ
本編・客観問題編・記述問題編の三部作です。
解き方にも焦点をあてていますが、英文解釈本として使う場合、解説が非常に詳しく、重宝する本です。おすすめです。
英語構文全解説
物凄い分量の本です。
辞書本として買っておきましょう。
特定の苦手な分野を攻略するときに、まとめてその単元だけを読むといいでしょう。
量が多過ぎるため、読み通していたら落ちると思います。
さらにその他の本
- 英文をいかに読むか〈新装復刊〉
- 新訂・英文解釈考
- 英文解釈の技術(オンデマンド版)
- 新々英文解釈研究(復刻版)
かなり古い本です。
こういった本は大学の先生になりたいとか、英語の先生や講師として、英語を究めたい人のみが使えばよいと思います。
その他、英文解釈については以下の記事にまとめてあります。
『英文解釈の独学勉強法|読解の最重要項目!演習問題と解説動画付き』
長文の読解速度を上げるには
速読|長文の読解速度を上げる英語学習ツールはストップウォッチ!
英語長文の独学勉強法
ステップ別に学習していくことをおすすめします。
長文の学習は難しいところで、大半の方は実は誤訳をしています。
かといって全く読まないと読めるようにはなりませんから、単語と英文法がある程度身についてきたら学習を始めましょう。
ステップ1
- 中学英語レベル別問題集シリーズ
- 高校入試 世界一わかりやすい中学英単語
- 高校入試の問題(語注が詳しい)
問題演習と長文読解に関しては『中学英語レベル別問題集』をまずは使うといいでしょう。
中学レベルの英語長文問題集は構造解説があまりされていません。
しかし、学習初期から文法構造上の「カタマリ(句や節など)」に視覚的にだけでもいいので慣れておくべきです。
構造解説については「世界一わかりやすい中学英単語」などを時折読んで、英文の構造がどのようになっているのかを体感しておきましょう。
このレベルで困っている人は「スタディサプリ」などを活用しましょう。
ステップ2
ステップ2では、英文の構造が明示されているものを必ず使いましょう。
わからない時に自分で悩んで、しかも、間違えたまま理解してしまうことが結構あります。
しかも、間違えていることに気付いていません。
以下のようなシリーズが構造が全て書かれているので、とても使いやすいと思います。
- 入門英語長文問題精講 3訂版
- 全レベル問題集 英語長文 シリーズ ①~②、か③くらまで(④からは難しい(⑤と⑥はステップ2では不要)
- 得点力を高める 標準問題 特訓リーディング
- 関正生の英語長文ポラリス シリーズ①
- スピード英語長文 シリーズ①②
- 英語長文ハイパートレーニング シリーズ①②
どれも解説が詳しいのですが欠点もあります。
スピード英語長文は白文がありません。
ハイパートレーニングは白文が付いていますが、白文の文字が小さいので拡大コピーして使いましょう。
ステップ3
・センター試験の過去問
ステップ4
- 全レベル問題集 英語長文 シリーズ ④(⑤と⑥はステップ4のあとに)
- 出る!出た!英語長文 シリーズ
- 英語長文スペクトル 基礎編
- ここからはじめる理系英語
- スピード英語長文 シリーズ③④
- 英語長文ハイパートレーニング シリーズ③
「ここからはじめる理系英語」は絶版ですが、書店に置いてあることあるので、見つけたら買いです)
出る出た英語長文については、以下のページにまとめてあるのでぜひ読んでみてください。
英語の便利ツール編:持っておきたい必須ツール
どうせ後で買うことになると思うので、まずは形から入りたい人は以下を参考にしてみてください。
『独学英語学習三種の神器(辞書アプリ、iPad、Audipo)』
もし英語学習用に使わなくても、辞書は旅行に使えますし、アプリは無料ですし、iPadは読書やインターネット用に使えるので、あって損することはありません。
英文法・語法 知識編
英文法を解説した記事まとめです。
最近は、動画もセットで記事を作り始めているので、動画とブログセットで活用してみてくださいね(^^)/
英語学習法
実は・・・、総合英語に学校や予備校で習う文法事項はほとんど書いてあるよ
単語の意味だけ覚えて、前置詞+名詞カッコでくくって満足するな!
品詞
this [これは] とthis+名詞 [この〇〇] のポイントは4つ!
代名詞の活用とそれぞれの使い方を理解しないとつまづくよ|英文法
5文型
SVOOがなぜ大切なのか+4文型(SVOO)をとる動詞まとめ
5文型[SVOC] 使役動詞/知覚動詞/keep, leave, findの語法
動詞の語法
動詞の語法まとめ|動詞は後ろの形も大切!前置詞は必須知識です
①SV人 of ~ ②SV人 to V ③SV人 that節を全部とれる動詞まとめ
『話す』を表わす動詞 speak, talk, say, tell
時制
完了形
不規則動詞変化表【中学生・高校生・浪人生・社会人やり直し用】
助動詞
"might well V"と"might as well V"の区別の仕方・訳の覚え方
受動態
不定詞
tough/タフ構文は形容詞とtoVの話|名詞が欠けるから頻出
繰り上げ構文は「to V ⇔ that節」の話(不定詞と接続詞)。
動名詞
動名詞(Ving)のみを目的語に取る動詞のまとめ[覚え方]【暗記用】
不定詞 vs 動名詞
関係詞
仮定法
否定
強調
倒置
not... until「~してはじめて」は3ステップで理解できるよ。
省略
接続詞
as soon as『~するとすぐに』の接続詞はまとめて10個覚えよう!
前置詞
「ネイティブはこう使うマンガでわかる前置詞」デイビッド・セイン
単語の意味だけ覚えて、前置詞+名詞カッコでくくって満足するな!
疑問詞
疑問詞にも品詞があるぞ~!まず3つ暗記【名詞/形容詞/副詞】
名詞
代名詞
this [これは] とthis+名詞 [この〇〇] のポイントは4つ!
代名詞の活用とそれぞれの使い方を理解しないとつまづくよ|英文法
形容詞
語順・副詞
【形容詞+a+名詞】の語順になる表現 (as, so, too, how, this, that)
多義語
英語の構造把握・英文解釈ができるようになったら読む本
難関大志望の人は絶対に読んだほうが良い本です。
難しいです。
しかし、長文を読むときに何を考え、何を意識すればいいかわかりまs。
また、背景知識や英語の論理展開、頻出の英文テーマの知識が深まります。
難関大に行きたい人は絶対買ったほうがいい1冊です。
「絶対」という言葉はなかなか使いませんが、この本はおすすめです。
以下の記事におすすめする理由を詳しく解説しています。
『「登木 難関大英語長文実況中継」を解説できるレベルを目指そう』
投資できる人の英語勉強法
独学の最大の敵は自分です。
長期間モチベーションを維持するのは至難の業です。
私自身も野球の金本やイチロー、サッカーのキングカズのように、現役生活を長く続けられていてる人がどれだけ凄いのか、理解しつつあります。
語学を超一流のように続けられる人は本当に一握りです。
大半の人は、国内で熱意を保ち続けるのは難しいです。
私自身も英語のパーソナルトレーニングをしていますが、パーソナルの大手企業はケアが手厚いです。
お金に余裕のある人は、プロに頼んで一気に英語力を上げたほうがいいかもしれません。
何事も短期集中のほうが結果が出やすい
また、短期集中で勉強したほうが結果を出している人が多いと思います。
https://twitter.com/YSK_NMR/status/1056862759797673984
勉強法が合っているのかどうか悩むよりも、他人に引っ張って行ってもらって自信をつけてから、自習中心の勉強に戻ったほうが良いかもしれません。
以下におすすめの英語パーソナルトレーニングを紹介しています。
英語に投資できる人は、自分がある程度満足できるレベルになるまで、プロに頼んだほうが手っ取り早いと思います。
個人的にはProgritさんがおすすめです。
コストはかかりますが、1年続ければかなり変わると思います。
『英語パーソナルトレーニングジムまとめ|メリットデメリットと勉強法』
資格試験の独学英語学習法
英検の独学勉強法
英検記事はたくさん書いているので、好きな記事をどんどん読んでみてください。
長文記事が多いので、使える部分はかなりあると思います。
英検1級対策におすすめのThe Economistとスマホアプリ
TOEICの英語学習法
TOEICは短期集中で勉強して985点を取りました。
TOEICのような資格試験は一気に攻略して、自分に必要な英語力を上げることに専念したほうが個人的にはいいと思っています。
また、仕事で英語を使う人は、TOEICだけに絞るのも悪くありません。
TOEICに出てくるフレーズは、日常生活や仕事で使えるフレーズが非常に多く詰まっています。
特にPart3や4の内容をすらすら英語で話せるのであれば、日本国内だと超上級者です。
超難解な英文は時間をかければ読めますが、話すことは即興性が強いため、毎日の訓練が必要です。
その訓練の素材としてTOEICに絞るというのは戦略的にあるだと考えます。
TOEICの攻略法については、以下の記事にまとめてあります。
『TOEICの独学勉強法|本当にゼロから990点までを徹底解説』
TOEFLの独学英語学習法
『TOEFL®iBT tests 100点超えできる勉強法』
タイプ別の独学英語学習法
小中高校生から、大学生、社会人など、タイプ別の英語勉強法をまとめました!
英会話初心者の勉強法
この記事を参考にしてみてください。
英会話初心者が陥りやすい罠は、TOEIC900や英検準1級などをめざすことです。
英語を「話す」だけに特化するなら、資格試験にこだわらず、基礎文法と単語、そして「話す」ことに専念したほうが良いです。
上の記事は、それを解説した記事です。
オンライン英会話の勉強法
オンライン英会話はネイティブキャンプが断然イチオシです。
・年中無休24時間使える
・授業受け放題
・予約不要ですぐ受講できる
・英検やTOEIC対策ができる
・ビジネス英語などのテキストが出版社と協賛しているので、質が高い
などなど、上げればキリがありません。
企業としても伸びているので、今後さらにサービスの質が高くなっていくと思います。
以下にまとめてあるので、ぜひ参考にしてみてください。
『オンライン英会話ネイティブキャンプを使ってスピーキングを攻略!』
大学生の独学英語勉強法
大学生はどうせ就活でTOEICが必要になるんだから、早めに始めておこうぜ!って記事はこちらです。
短期で攻略したほうが良い理由と、勉強のコツを書いています。
『TOEICは大学生の間に短期集中でサクッと終わらせておこう』
高校生・大学受験生のための独学英語勉強法
私は大学受験の塾や予備校で英語力を高めてきたので、大学入試の勉強法が専門と言えるかもしれません。
ただし、勉強法は大学受験に限っての内容なので、その点はご留意ください。
こちらの記事ではスタディサプリの関正生先生の英語本のレビューをしつつ、自分の英語勉強法について書いてあります。
とても長い記事なので何かしら発見があると思います。
『スタディサプリ関正生の英語勉強法本と自分の学習法を比較してみた』
大学受験で結果を出すタイプ
これまで数えきれないくらいの受験生を見てきましたが、大学受験で結果を出すタイプ、逆に出せないタイプはある程度パターンがあると思います。
自分が当てはまっていないかぜひ読んでみてください。
『大学受験や資格試験で結果を出す/受かる人タイプ・落ちるタイプ』
医学部受験の保護者の方・認識の甘い大学受験生はこちら
私立医学部受験生の中には、めちゃくちゃ認識の甘い人がいます。
例えば、医学部の倍率は知っていますか?
また、国立医学部受験をする人は東大を受けるのと同じくらいの難易度だって知っていますか?
そんな甘々な受験生に読んでもらいたい記事です。
保護者の方もぜひお読みください。
私立医学部受験って、物凄く大変になってきています。
以下の記事を読んで、認識を改めてみてください。
私立医学部の偏差値って、年々上がっているの知っていますか?
しかも、英語の入試問題が難しくなっている大学も増えています。
医学部受験の肝は英語です。
英語が苦手だと難関大の医学部には合格できません。
じゃあ、いつから始めればいいの?という方はこちらの記事を読んでみてください。
難関大学を目指す方や保護者の方はこちらの記事も合わせてお読みください。
『難関大学受験に備えて中学から英語をマンツーマンでやるべき理由』
中学生のための独学英語勉強法
中学生がまず用意すべきなのは、
- 教科書ガイド
- 傍用の単語集
- スマホ辞書アプリ(orおすすめではないが電子辞書)
の3つです。
左に英文、右に和訳という勉強法が最悪です。やめましょう。
まずは正確に読めること、正確に訳せること、和訳から英作文できることが大切です。
スペルの練習は書けないものに絞って練習しましょう。
「単語を10回ずつ書く」とかいう苦行?修行?的な勉強も不要です。
catとかdogとかを10回書いても何のご利益もありません。
以下のページに詳しくまとめてあります。
『【中学生のための英語勉強法】つまずく時期とその予防法と解決策』
高校入試・高校受験の勉強法
中学生の英語勉強法のところでも紹介しましたが、教科書と教科書ガイドの本文をまずは完璧にしておきましょう。
単語は、先ほど紹介した「ターゲット中学英語1800 四訂版」と「英熟語400 四訂版」を夏休みまでに一気に覚えておくといいです。
やる気のある小学生が覚えるのもおすすめです。
新中学問題集などを使って、文法の抜けを失くしておきましょう。
新中学問題集の例文集を塾の先生にもらうと良いです。
例文集の
- 例文の文法ポイントの把握
- 和訳(英→日)
- 英作文(日→英)
この3つができれば十分です。
単語・熟語・文法の基礎ができたら、すぐに過去問を解きましょう。
公立の高校入試は単語・熟語・文法の基礎がある人はすぐ解けるはずです。
語彙の注釈も多いので、解きながら英文を読むことに慣れて、読解速度を徐々に上げて行きましょう。
ただし、なんとなく読むのはよくありません。
英文の構造はしっかりとらえましょう。
- 主語はどこまでで、動詞はどこなのか
- 単語の品詞と役割を意識して覚える
- 前置詞+名詞でセット
- 接続詞SVのカタマリ
- to Vのカタマリはどこまでなのか
- Vingのカタマリはどこまでなのか
などなど、単語を繋ぎ合わせて、国語力で処理をしていないか気を付けましょう。
This is a pen which is ~.「これは~なペンです。」
This pen is ~「このペンは~です。」
この二つとも「このペンは~」と訳していませんか?
実はこんな簡単な文章も理解できていない学生さんは非常に多いです。
高校入試まではどうにかなりますが、大学入試になったら全く太刀打ちできません。
こういった細かい文章の読解は徹底しておきましょう。
公立の高校入試はとても簡単です。
公立入試は、90点以上、満点を狙うなど、英語が得意な人は点数が稼げる科目なので、学校の進度以上のことをどんどん勉強して、ぶっちぎりで合格しましょう。
本気で英語力を上げたい/留学したい人のための独学英語勉強法
本当に英語をしっかり勉強して、海外に羽ばたいていきたいと考えている人はこちらのページに考えをまとめてあります。
この本は、本当に英語をできるようにしたい人には決定版のような内容です。
大学受験英語の勉強とはかなり色が違って、やはり音声を重視しています。
語学は聴けたら勝ちです。しかし、10歳くらいまでにその語学を使用する国に住むことがないと習得率に大きな差が生まれるそうです。
日本で育った私たちが英語を習得するには大きな壁がありますが、以下のような学習法で海外の大学などに入学するという手段もあります。
大学受験英語の場合、リーディングや読解法に関しては強いので完全に捨てる必要はありませんが、アプローチとしては以下のほうが実践的な力がつくのは間違いないと思います。
日本で英語力を上げるための独学英語勉強法
日本で英語力を上げることは可能です。
リスニングは英語圏に行ったほうがいいと思いますが、英語関係の仕事につくのであれば、継続的なモチベーションになると思います。
以下の記事で日本で英語力を高めた著者の本をレビューしつつ、私の英語学習法についても語っています。
忙しい社会人・ビジネスパーソン・大人のための独学英語勉強法
もしあなたが社会人、バリバリのビジネスパーソンで、かつ英語力が低い状態から勉強してMBAなどを目指すのは本当に大変だと思います。
結婚しているかどうかはあまり関係がありませんが、お子さんがいて子育てのお手伝いをしないといけない状況であれば、スーパーエリートでない限りはほぼ無理でしょう。
ご家族のサポートなしに、勉強時間を確保するのは難しいからです。
以下の記事で紹介する本は、忙しい社会人やビジネスパーソン向けの学習法に特化していると思います。私の学習法についても触れています。
今からMBA留学するための英語勉強法というよりは、仕事をしながらどうやって英語を使えるようにしていくのか、どうやって使っていくのかに焦点をあてています。
『「世界で活躍する日本人エリートのシンプル英語勉強法」レビュー』
海外ノマドワーカーのための独学英語学習法
海外ノマドって、憧れる方も多いのではないでしょうか!
私自身が海外でノマドしている一人なのですが、英語ができると本当に快適です。
現地人が通うレストランとかに入り浸ると、生活費も激安。
最近は東南アジアのインターネットの速度もかなり上がってきていますし、タイのレストランやカフェなどは無料wifi標準装備という感じなので、インターネットを使って仕事をする時の場所選びに困ることがほとんどない状況です。
海外ノマドにするには環境が十分整っていると感じます。
現地には日本人もいますし、とりあえず行っちゃうっていうのもいいと思います。Twitterとかで知り合いになっておけばすんなりいくと思います。
最低限の必要な英語は学んでから行きたいって方、海外ノマドに行く前に何をどれくらい勉強しておくかということを知りたい方にはおすすめの記事です。
初心者だけど、英会話を独学で学びたい人にもおすすめの記事です。
『海外ノマドのための英語学習法~最低限やっておくべき3つのこと』
英語講師になりたい人の勉強法
英語講師になりたい人は、ぜひこの記事を読んでみてください。
英語講師はたくさん教えることで伸びると思っている人がいるかもしれませんが、実際は違います。
やはり、自分の英語力が高くないといい授業はできません。
また、実際に授業をしなくてもいい授業を研究することはできます。
具体的にどういうことに気を付けるべきかまとめてみました。
『若手英語講師は、実家暮らし・週2授業・週5勉強がおすすめ。』
英語×IT留学を目指している人
セブ IT×英語留学を体験取材しています。
プログラミングの授業を英語で受けられるので、英語を磨きつつプログラミングスキルを身につけたい人には間違いなくおススメです。
語学学校って英語だけしか学べないので、けっこう飽きます。
効果って、個人のモチベーションに左右されてしまいます。
しかし、英語『で』何かを学べば、強制的に英語を使わないといけないので、英語だけを学ぶよりもはるかに集中して学ぶことができると思います。
IT×英語留学を考えている人、気になっている人は、ぜひ以下のまとめ記事を参考にしてみてください。
長期の体験取材なので、信憑性は高いと思います。
ウェブデザインを学びたい人
IT留学ができると知ったのは2016年です。
2017年に一度を下見しに行ったのですが、その際はまだインターネットがそこまで速くなく断念しました。
2018年12月からセブ IT×英語留学の『Kredo』さんに滞在し、プログラミングをひたすら学んでいます。
Python / AIを学びたい人
Pythonや機械学習、AIなどを学びたい人はぜひこちらのまとめ記事を活用してください。
セブのIT×英語留学『Kredo』さんで体験取材しています。
Kredoさんの授業は全て英語です。
英語を同時に磨きたい人には良い環境だと思います。
『【Python学習】英語×プログラミングで37歳が転職できるのか』
絶対にしてはいけない学習法
中学校でやるような、ノートに、
「左に英文、右に和訳」というパターンですね。
「左に英単語、右にその訳」というパターンも同じです。
YouTubeでもそれを推奨している動画を発見して、PVもかなりあって驚きましたが、絶対にやめましょう。
しつこいですが、絶対やめましょう。
理由は「書くのは作業」だからです。時間の無駄です。
明確にスペリングの練習をしたいときは除きますが、それよりも読んだり聴いたりすることに時間を費やしましょう。
ノートはiPad・Good Notes 4・One Noteが便利
英語に関するコラム:英語についてゆるく熱く語る
スピーキングってどうなの?
スピーキングって、目標がないとなかなか続けるのが難しいですね。
スピーキングを独学で学ぶなら、ぜひ知っておいて欲しい内容をまとめました。
日本人は英語ができるようになるのか?
日本で英語ができるようになるのは至難の業です。
日本語で生活ができてしまうからです。
どうしたらいいのか等々、ゆるく語っている記事です。
『日本人は英語が話せるようになるのか。始めるなら覚悟が必要』
今までやってきた独学を振り返ってみる
完全に時系列というわけではないですが、どのように英語学習をしてきたのかを振り返っている記事はこちらです。
今ならこの本を使うかなというオススメも合わせて載せています。ぜひ参考にしてみてください。
英語は一生続けないといけない
英語って大変です。
この文を追記しているのは2018年の10月23日なのですが、アメリカから帰ってきて、3年半ほど経ちました。
今年に入ってから、英語で難しい議論をするのがかなり下手になったと思います。
英語を使う機会は多いですし、毎日読んでいますが、スピーキングの流暢性がどんどん失われている気がします。
日本国内に居ると、スピーキング力を維持するのはとても大変です。
読書をたくさんしてもあまり効果が無いように感じますね。
日本語でもスピーチなどをするには訓練が必要ですから、英語となると尚更です。
日頃から仕事で英語を話すことがないと、徐々にですが流暢性が下がると感じます。
日本は内需が強いですから、日本語でどうにかなってしまうというのが強みですが、英語学習者にとってはマイナスしかありません(^^;)
日々是精進の精神で頑張りたいものですね。
人気記事①
高校中退でも独学で英語を話せるようになった僕が伝えたいこと (この記事)
人気記事②
TOEICの独学勉強法|本当にゼロから990点までを徹底解説
英語塾をお探しの方(大学受験・英検・TOEIC・TOEFL)
【英語勉強法.jp 公式】YouTube動画を始めました!
お陰様で【英語勉強法.jp】は月間20万PVほどのウェブサイトにまで成長しました。
今後はYouTube動画と連携した記事も増やしていきますので、長くて読むのはちょっと面倒だな・・・と思う方におすすめです。