という質問にお答えします。
もくじ
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①中学版 VS 入門編
総合数&被り
中学版:2274語
入門編:2442語
被り:1135語
さらに詳しく
中学版 2274語 VS 入門編の長文中の赤文字(青見出し)722語
被り:561語
つまり、中学版で習う単語は入門編でもほとんど出てきます。
よって、掲載されている単語を全部目を通すのであれば、初歩の初歩の単語以外は入門編でも学べます。
①-A 中学版 VS 入門編の青見出し語
「入門編の青見出し語=長文中の赤字」です。
入門編の青見出し語=722語
中学版との被り:561語
※ほとんどかぶっている
①-B 中学版 VS 入門編のグレー見出し語
入門編のグレー見出し語=728語
必修編との被り:355語
※およそ半分被っている
①-C 中学版 VS 入門編のグレー見出し語
入門編の色なし語=992語
必修編との被り:224語
※あまりかぶっていない
② 入門編 VS 必修編
総語数&被り
入門編:2442語
必修編:3117語
被り:2079語
※ほとんど被っています
②-A 入門編の青見出し語 VS 必修編
「入門編の青見出し語=長文中の赤字」です。
入門編の青見出し語=722語
必修編との被り:498語
②-B 入門編のグレー見出し語 VS 必修編
入門編のグレー見出し語=728語
必修編との被り:682語
②-C 入門編のグレー見出し語 VS 必修編
入門編の色なし語=992語
必修編との被り:900語
③必修編 VS 上級編
総語数
必修編:3117語
上級編:2204語
被り:390語
※ほとんど被っていません
結論
大きく分けて3つ。
結論①
ゼロから学ぶ人はかぶりを気にせずに、【中学版→入門編→必修編→上級編】という流れで全て使うのがおすすめ。ある程度学力がある人は入門編か必修編からスタートする。
結論②
この流れの中で1冊飛ばすなら入門編。これは残り時間や戦略次第。
結論③
必修編の後の上級編は必ず使う(難関大志望者)。
理由
①の理由
①ゼロから学ぶ人はかぶりを気にせずに、
【中学版→入門編→必修編→上級編】という流れで全て使うのがおすすめ。
・長文中に出てくる英単語の被りはそこまで多くない
・ある程度知っていた方が効率良く進む。逆を言えば、知らない単語が多過ぎると長文学習時の負担が大きくなり挫折しやすい
・ある程度学力がある人は入門編か必修編からスタートする。これは残り時間や戦略次第
②の理由
② ①の流れの中で1冊飛ばすなら入門編。
・必修編との被りがかなり多い(85%被っている)
③の理由
③必修編の後の上級編は必ず使う(難関大志望者)。
・必修と上級はほとんど被っていない
→ 必修編の掲載語彙を全て確認して覚えたとしても上級編にはその12%しか出てこない
→ 上級編の82.5%は知らない単語
・最近の入試は語彙が難しくなってきている
速単シリーズ各レベルの使い方
中学編
句動詞や基本的な語彙絡みの熟語や語法などは必ず目を通しておきたい。
これらは必修編や入門編ではあまり扱われない。
語学では基本語彙を深く知ることが大切になので、できれば中学版は飛ばさずに丁寧に使いたい。
入門編
「ここで差がつく基本語」というコーナーは必ず読んでおきたい。
必修編
単語リスト部分にはあまり例文が載っていないが、載っている例文は全部読んでおきたい。少数精鋭の素晴らしい例文が掲載されている。
また、その和訳に下線部が引いてあるものは必ず目を通しておきたい。
上級編
巻末の多義語は必ず目を通して覚えておきたい。
レベル
中学版
英検3級:受かる
準2級:ギリ受かる(大問1は厳しい)
2級:厳しい
入門編
準2級:確実に受かる
2級:ギリ受かる(大問1は厳しい。ライティングで取れれば全然受かる)
準1級:無理
河合記述:データなし(予想では偏差値55くらいは到達できるかも)
必修編
2級:確実に受かる
準1級:ギリ受かる(ライティングで取れれば)
1級:無理
河合記述:偏差値65は行ける。
上級編
準1級:普通に受かる
1級:大問1は無理だが長文は全然行ける。
河合記述:偏差値70は超える。
その他のアドバイス
余裕がある人は必修の後は速読英熟語(または英熟語ターゲットRと英熟語ターゲット1000)をやる。
また、上級編の後は「リンガメタリカ」や「issue 800 環境編」を使う。
さらに余裕のある人は速読即超英単語のAdvancedを使う(英検1級レベル)。
この記事の元ネタ
YouTubeでのコメント
「入門編と必修編の被りが気になる」
という質問をいただきました。
回答
個人的には入門&必修は両方使った方がいいと思います。
入門の掲載語彙は2442語で、必修との被りは2079語あります。ほとんど被っているように思えますが、長文中の赤文字の語彙(青の見出し語)がそこまで必修とはかぶっていいません。
つまり、速単は長文だけ読めば、入門と必修ではあまり被りがありません。
入門編の青の見出し語(本文中の赤文字)と、必修編との被りが無い語彙は225語です。これが多いと考えるか、少ないと考えるかは主観ではないでしょうか。
個人的にはより基本的な語彙が抜けることになると考えます。基本語彙は覚えているので大丈夫という方は必修だけでも問題ないかもしれません。小中学生や英語が苦手な高校生や社会人で、基本語彙からしっかり勉強したい方は入門も使った方が良いと考えます。
また単語が被っていても、必修編では知っている単語を単に飛ばすだけなので大きなタイムロスにはならないと思います。知っている単語が多いほど、必修編の学習時の負担が減ります。
また、速読英単語は長文とリスニングを同時に強化するための本でもあるので、長文の読む量は多ければ多いほどいいと考えます。
長文のレベルは入門のほうがかなり簡単な英文も含まれており、より低いレベルから基礎固めしたい人は入門も使うべきです。また、入門の後半は必修の前半より難しく、扱っている構文的に触れておきたい内容が入門編にも含まれているので、やはり何だかんだ使いたいところです。
速単は長文&リスニング訓練の本と考えると、ターゲットシリーズと合わせて使っても何ら問題ないと考えます。もちろん、単語の被りはありますし、速単のリスト型のページも秀逸(というかおすすめ)なので速単だけでも十分です。
どうしても被りが気になるなら入門を飛ばせばいいですが、基本動詞の熟語など必修ではカバーしていないが実は重要な知識が結構掲載されていると個人的には感じます。基礎の方が最終的には大切なので。
とはいえ、何だかんだ主観と好みで判断で大丈夫です。