英語が伸びない典型的な理由があります。

  • 『品詞』の理解が甘い
  • 単語を覚えない

大学受験などの試験で、英語が伸びない最大の理由は品詞理解の甘さ英単語の暗記です。

単語を覚えない、そして品詞の理解が非常に甘い学生さんが多いのです。

実際、私の塾に『英語が苦手』とか『英語を克服したい』という理由で入塾した学生の中で、自分で品詞を意識しながら勉強してきた学生はほぼ皆無です。

そして、単語を全然覚えません。

小テスト前などにさらっと覚えて、それ以降は復習すらしない。

それくらい基本ができていません。

一番大切なのに『品詞って何?』『単語を覚えるのが面倒・・・』くらいの学生が本当に本当に多いです。

一度落ちこぼれたら学校の授業は時間の無駄です

一度、学校の授業についていけなくなると、授業自体はほぼ意味がありません。

  • 単語
  • 熟語
  • 文法
  • 語法
  • 英文解釈

英語とは上記のような技能の組み合わせでできていますが、これらのどれか一つでも抜けてしまうと英語が苦手になります。

苦手になると英語の勉強自体が苦痛になるため、あまり勉強をしなくなります。

そうするとさらに学校の授業についていけなくなるため、ますます苦痛になります。

負のスパイラルです。

これが大半の学生の状況です。

こういった状況から抜け出すには、中学1年生や2年生のレベルにまで遡る必要があります。

理解が甘い部分を勉強し直したり、単語や熟語などの暗記物をコツコツと覚え直したりする必要があるんです。

英語は時間をかければ必ず伸ばすことができます。

しかし、一度苦手になってしまうと、自分だけで解決することが難しい科目と言えます。

つまり、英語(=語学)は独学が非常に難しいのです。

みなさんの周りにも『今年は英語をやろう』と言っている方はいませんか?

しかし、英語を本当に身につけた方は非常に少ないのではないでしょうか。

また、学習法が間違っていると全然伸びません。

何をすべきなのか正確に把握して勉強をしないと、かなりの時間の無駄をしてしまいます。

このように、『独学が難しい』という性質があるため、一度学校の授業で置いてけぼりになると、自分の力で追いつくのはほとんど不可能と言えます。

早めに対策して落ちこぼれないようにしましょう

これは裏を返せば、

早めに対策をすれば落ちこぼれることが少ない

ということです。

早めに英語の学習法が分かってしまうと、英語で落ちこぼれることがありません。

私の塾に中学一年生から通ってくれている学生さんは、学年で10番以内を常にキープしています。

学年で1位を取ったことももちろんあります。

本当に英語が得意な学生さんは、英語を得意にして留学する学生さんもいます。

早めに始めると、それだけ大きな違いが出ます。

ただし、生徒さんによっては中学受験が終わったばかりで勉強に疲れている方も多いです。

意識がまだまだ勉強に向いていない方も多いので、いつ英語学習を始めるべきかはとても難しい判断です。

早いほうがいいですが、お子様(もしくはご自分)が集中できるとは限らないのが難しいところですね。

大学受験で一番ダメなのはギリギリになって塾に来ること

落ちこぼれた状態を何年も続け、

学校や予備校の授業がわからない=無駄な時間を過ごしてきた

という受験生が、受験ギリギリになってやってくるのが最悪のケースです。

私は英語塾を運営しているので、そういった救急救命措置のようなことを毎年していますが、非常にもったいないです。

大学受験は時間がかかります。

難関大学の大学入試対策は1年では全く足りません。

英語だけでも2年は必要です。

つまり、遅くとも高校1年生になった瞬間に始めないと、逆転は難しいです。

しかも、中学3年までの英語をある程度しっかりと理解していることが大前提となります。

早めに英語学習を始めるのにはメリットもあります。

中高の早い時期に正しい英語学習法がわかると、自学自習ができるようになります。

また、学校の授業がわからないということがなくなるため、学校の授業も相乗効果として働き、さらに成績が伸びます。

学校の英語の授業は必ずあるので、ついていけなくなるとマイナスが大き過ぎるのです。

授業に時間を取られるのに苦手は克服されるどころか、苦手意識が深まり、さらに嫌いになる・・・

本当にマイナスしかありません。

遅く始めると、とにかくコスパが悪いんです。

同じお金をお子様や自分自身に投資するのであれば、最低限のお金で最大効率を目指すのが当然だと思います。

やはり、保護者の方は中学受験が終わると油断します。

英語は学校の授業についていけるようにメンテンナンスをするほうが、まだお金がかかりません。

受験直前期に来ると授業回数や単価も上がるので、コストもその分かかってしまいます。

ですので、英語に関しては、とにかく最初の1、2年が一番大切です。

『自学自習ができるようになる』ことが本当に、本当に、物凄く大切だと、ぜひ理解してもらいたいです。

上記で述べたことをまとめおきます。

英語は、

・大学入試前に対策していては遅い

 → 他の科目の勉強もあるので対策が間に合わない

・苦手になる前に予防として勉強していたほうが効率的

 →苦手になると、学校の授業時間が無駄になる

 →苦手になると、英語がどんどん嫌いになる

・苦手になってからではコスパが悪い

 →学校の授業内容が難しくなるので、学校の授業についていけるようになるまで、かなりお金を使わないといけない

 →学校の授業についていけるようにする『維持費』のほうが安く上がる

上記を踏まえて、英語学習は早めに始め、正しい学習法をできるだけ早くに身につけるとコスパよく学習することが可能になります。

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